より良く伝える表現を学ぶ「情報デザインリテラシーⅢ」
2014/07/01
2年次の必修科目「映像リテラシーⅢ」は、自分の思いや考えを、作品づくりを通して学ぶ実習科目です。しかしただ単にものを作っているだけの授業ではありません。ものづくりは過程を大切にしなければいい作品は出来上がりません。アイデアを出すための発想法、グループ内でのディスカッションや検討作業、写真や絵を加工するためのソフトの操作方法など、さまざまな学びを通して、どのような形で表現すればより良く伝えることができるのかを学んでいます。授業の後半では、これまで自分たちが作ってきた作品や作業を振り返り、ポートフォリオをまとめる作業に取り掛かっています。その後、それをもとにした発表(プレゼン)も予定しています。
これまでの授業の流れを簡単にまとめました。
① マインドマップでアイデアを探し出す
② 話し合いながらイメージをふくらませる
③ イメージを形にする
④ イラストをトレースする
⑤ 試作品を確認する
⑥ 話し合いながら仕上げる
⑦ 完成した「ダイレクトメール」
⑧ 完成した「ペットボトルラベル」
この授業を受けた2年生のコメントをいくつか紹介します。
- 具体的に全体のレイアウトやカラーリング、テキストフォントなどを考えながらデザインして作品を作り上げることがおもしろかった。
- マインドマップを使いながら、自分のアイデアや考えを絞ってまとめることはためになった。
- Illustratorソフトが使えるようになってうれしい。もっと自由に使えるようになりたい。
- 表現の幅が広がって、自分の作りたいものが表現できて、作品が完成したことがうれしい。
- デスクワークだけでなく、考えたり、手を動かしたりして、ものを作り上げられたので楽しかった。
- ポートフォリの作成は、1年生からの作品を振り返ることができて、そのときの思いや考えなどを思い出すことが楽しかった。
- 人に見せるための作品集(ポートフォリオ)づくりは、自分をアピールすることの重要性を感じさせてくれました。
- 絵が苦手でも、どうにか工夫すればかっこうよくできることがわかったので、次からはもっといいものを作ってみたい。
- ポートフォリを作ってみて、自分がその作品をどういう風に考えたり、デザインや企画したかを思いださせてくれて、とても楽しく感じました。そして、そのときの記録(データ)を残しておくことはあらためて大切なことだと思いました。