10:橘田ゼミ4年生・3年生合同 立体造形デザイン・制作工房へ訪問
2016/02/23
1月11日(月・祝)、橘田ゼミ3年生・4年生合同で、有限会社U-ARTさんの工房見学をさせていただきました。
「U-ART」さんは、エンタテイメント施設、商業施設、教育機関などの立体造形作品を中心にデザイン・制作をされている工房です。
お忙しい時期にも関わらず、スタッフの皆さん総出でご対応いただきました。あまりに楽しいひとときでしたので、気がついたら、3時間以上もお邪魔してしまいました。
代表井上裕子様、贄田直樹様をはじめ、スタッフの皆様、貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。
以下、4年生の感想や写真を交え、詳しくご紹介します。
住空間デザイン学科特任教授 橘田洋子
工房への道すがら、茶畑を発見!!
青空と狭山茶畑、最高の風景。工房の前で、まずは全員で記念写真。
空間造形学科 4年 片田美里
今回私たちは、U-ARTという工房に見学に行きました。
そこでは様々な立体造形物を作っていて、なかでもとても興味深かったのは、幼稚園に設置してある古くなった遊具を再利用して新しい遊具を作ったものでした。幼稚園の遊具は子供たちの思い出が詰まっていて捨てるのはかわいそうという想いから再利用して新しいものを作り出していたのがとても心に残りました。
ほかにも様々な事例を見せていただいたり、作業工程などを説明していただいたり、大学では扱ったことのない道具などを見せていただいて、とても勉強になりました。
また、ワークショップで色の調合を体験しました。
色に関しては座学で学んだことはあるものの、実際に手を動かして色を作っていく体験をしたのは初めてでした。
ある色のカードを見て、その色を作る作業は思った以上に難しく、似た色になってももっと赤みが欲しい。とか、もっと白っぽく。とか、乾いたら色が変わることを考慮したりなど、とても頭を使う作業でした。何回もためし塗をしていると、何が正しいのかわからなくなってしまいます。しかし、色が完成すると達成感が湧いてきました。
その後みんなで作り出した色を大きなキャンバスに塗っていき、アートを完成させました。
普段の自分では使わない手法だったので、こういうやり方もあるのだ。と、とても楽しく学ぶことができました。
この経験は残り少ない学生生活だけでなく、今後社会で役立てていきたいと考えています。U-ARTの皆様、ありがとうございました。
贄田さんによる様々な工具のレクチャー中。
みんな興味津々。。色のワークショップスタート。
多くの塗料を説明してくださっているのは、
代表の井上さん。まずは汚れないように
ビニルのスモックをお借りして。調色スタート。
各自選んだ色見本チップをみながら、
塗料を混ぜて色づくり。試し塗りして乾燥機の前で乾かして、
色チェックの繰り返し。何度も何度もやり直して、
なかなかぴたっとした色ができず、四苦八苦。
なんとか全員調色終了!!気がついたらテーブル上がこんなにぎやかに。
空間造形学科 4年 片岡愛
先日、「U-ART」という工房を見学させて頂きました。
今までに携わった現場の写真や、どのようにして作られていくのかなど貴重なお話を聞かせて頂き、とてもためになる時間を過ごせました。
また色作りを体験させて頂いたのですが、ほんの少しの違いで指定された色がなかなか作れなかったり、乾かしてみると全く違う色になってしまったり…思っていた以上に指定された通りの色を作るということの大変さを感じることができました。
また裏側で行われているこういった細かな作業のおかげで素敵なものがたくさん作られていくということ知ることができました。
ここでお聞きした貴重なお話や体験を今後に活かしていきたいです。
ワークショップ第2弾は、
U-ARTさんがご用意くださっていた
大きなパネルに調色した塗料で塗装体験。
なにやら仕掛けもある模様。
自分の作った色を楽しく塗装!!3年生も遠慮なく
4年生が塗装した上に重ね塗り!!塗装終了の完成パネル。
ちょっとしたアート作品に。なんとこの日は「鏡開き」ということで、
U-ARTさん手作りのお汁粉を
ごちそうしていただいて。あまりに美味しくて、
みんな遠慮なくお代わりを!完成したと思ったパネル、
実はテープで仕掛けをしてくれていて、、、、。なんと、模様が出現!!
橘田の橘(柑橘類のたちばな)を
イメージした図案を考えてくれたそう。感激!!
最後に、完成した共同作品パネルの前で、全員集合!!