住空間デザイン学科1年生基礎ゼミ「春のランチ交流会」
2016/06/07
1年生の基礎ゼミで「春のランチ交流会」を開催しました。毎年恒例となっているこの交流会。「食事空間のしつらえ」について考え、グループごとにテーマを決めて実践しました。準備を通してお互いに意見を出し合いながら協力し、各グループで趣向を凝らしたしつらえが完成しました。ご飯を食べながら会話も弾み、友達の輪が広がる機会にもなりました。
ここでは、学生のレポートから一部抜粋しながらご紹介します。
1年 E.K.
- 「森deランチ(ピクニック)」をテーマに、使う食器や飾りなどをアースカラーで統一して、食事はバケットやサンドウィッチなどでピクニックの雰囲気を出した。小物は各自の家にある森やピクニックを連想させるものを持ち寄った。
準備や後片付けに関しても迅速に協力して行えた。ゴミの分別などもしっかりとやり、残ったものも手分けをして持ち帰ることができた。名前プレートをつくることを皆忘れてしまっていて、用意することができなかった点や買ったものが多かったことからゴミが増えてしまった点は、配慮が足りなくなってしまったのではないかと思った。
森でピクニックをするような演出した「森deランチ」
森でピクニックをするような演出した「森deランチ」
1年 Y.K.
- かわいらしさ、女の子らしさを取り入れつつ、準備・後片付けが簡単で手軽に取れる食事ということでテーマは「ピクニック」に決定した。ピクニックの楽しい雰囲気を出すために、カラフルなバンダナを敷き詰めた。メインのサンドウィッチは、ケーキスタンドをイメージして紙コップとプラスチックのお皿を重ねたものに並べた。アフタヌーンティーのような、お洒落な空気が漂っていた。さらに、具の名前を描いた旗付きのつまようじを刺すことで、くずれを防止するだけでなく、アクセントになり、華やかでかわいらしくなった。
今回、「食」と「交流」という場面を切り取って考えたが、住空間デザイン学科の学生として、これからは様々な場面の空間をデザインしていくことになる。与えられた課題の中で自分たちの目指すものを形にする力と、求められているものへの理解が重要だと感じた。この交流会では、学生同士の交流を図るだけでなく、多くのことを学び、自分の中で今後の学びにつながる大きな一歩となった。
紙コップとお皿を上手く活用してアフタヌーンティー風にアレンジ
紙コップとお皿を上手く活用してアフタヌーンティー風にアレンジ
1年 H.Y.
- 私達のグループはテーマを「お花見」に設定し、屋内でお花見をイメージさせるような空間を目指した。食べ物は、テーマにあわせて「桜餅」をデザートとして置くことが決まった。「お花見」の特別感を出すため、主食・デザート・おやつ(お菓子)に分けて少しずつ置くことにした。本来お花見は屋外で行うため、食器は紙皿と紙コップにすることにした。テーブルをソファで囲み、レジャーシートを囲んでいるような雰囲気をつくった。紙皿の下に桜の形をしたランチョンマットを敷き、「お花見」を表現した。お花見の風景をつくり出すために、観葉植物も用意した。さらに、暖かく、且つ特別な雰囲気を出すために飾りも取りつけた。
今回の交流会を通して、話したことがない人とも話すことができ、協力し合えたことはとても良い経験になった。班長として班員をまとめることに不安はあったが、副班長をはじめ、班員全員で協力し合いながら行えたことで、交流会を楽しんで終えることができた。
屋内での「お花見」を表現するために小物を活用して演出
屋内での「お花見」を表現するために小物を活用して演出