08:福祉住環境デザインで「シニアシミュレーション」を体験しました

「福祉住環境デザイン」で高齢者の身体機能の衰えや心理的変化を体感できる「シニアシミュレーション」を「東京ガス 新宿ショールーム」で体験してきました。福祉住環境を考えるうえで、高齢者や障がい者のことを理解し、生活環境を把握することが大切です。これらを机上で学ぶだけでなく、実際に体感して学ぶことにより理解が深まります。そこで、今回は「うらしまたろう体験(外に現れる老化)」と「認知症シミュレータ(精神機能の老化)」を体験しました。

「うらしまたろう体験(外に現れる老化)」では、重りやサポーター、耳栓、特殊メガネなどの高齢者疑似体験セットを装着し、階段の上り下りや床座・椅子座、浴槽の出入りなどを実際に行うことで、住まいの中の不便さやバリアを体感しました。さらに、車いすを使い、床段差や開口幅などの違いを比較しました。
「認知症体験シミュレータ(精神機能の老化)」では、認知症の高齢者がどのように考えて行動しているかを映像と音で疑似体験しました。また、認知機能の低下予防に有効な調理のシミュレーションもしました。

  • 勾配の異なる階段を体験。
    勾配の異なる階段を体験。
  • 手すりの必要性がわかります。
    手すりの必要性がわかります。
  • 湯船につかるのも一苦労
    湯船につかるのも一苦労
  • 床座を体験。普段の何気ない動作が大変です。
    床座を体験。普段の何気ない動作が大変です。
  • 車いす体験。少しの段差もバリアに。
    車いす体験。少しの段差もバリアに。
  • 映像と音で認知症高齢者を疑似体験
    映像と音で認知症高齢者を疑似体験

「東京ガス 新宿ショールーム」では、床暖房やミストサウナ、最新コンロなども体験しました。なかでも、人にも環境にも優しい快適な暮らしを提案する「くらし体験ハウス」では、住宅設計におけるヒントが随所に見つかったようです。

  • ミストを自分の手で体感できます
    ミストを自分の手で体感できます
  • 「くらし体験ハウス」には快適さのヒントが盛りだくさんでした
    「くらし体験ハウス」には快適さのヒントが盛りだくさんでした
  • 最新のガスコンロを実際に操作できます
    最新のガスコンロを実際に操作できます
  • 最新グリルで調理したお菓子の試食で一息
    最新グリルで調理したお菓子の試食で一息

さらに、住まいやインテリアの総合情報スペース「リビングデザインセンターOZONE」も見学しました。建材や家具などの種類の多さや幅の広さに触れ、視野を広げる機会になったようです。

実際に自分たちの目で見て、触れて、体感することにより、楽しく多くの知識を吸収することができました。丁寧なご案内をしてくださいました東京ガス新宿ショールームの皆様に御礼を申し上げます。

学生の感想(抜粋)

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