006:学外実習(インターンシップ)の報告会を行いました

今年も3年生の夏休みに行われた学外実習(インターンシップ)の報告会を開催しました。建築・インテリア関連の実際の仕事を通した、日頃の授業では得られない貴重な体験の数々を、学生たちは目を輝かせながら発表してくれました。
山田遥さんは、オリジナル家具の制作・販売を行う株式会社エーディコア・ディバイズの事務所兼ショールームで約2週間の実習を行いました。以下は山田さんの報告です。

  • 発表中の山田さん
    発表中の山田さん
  • 学外実習を行った事務所兼ショールーム
    学外実習を行った事務所兼ショールーム

今回の学外実習は、大学内の授業だけでは絶対に経験できない、貴重な体験ばかりでした。ショールームで聞いたお客さんの驚きの声や、マンションに家具を納入したときの満足そうに頷くお客さんの笑顔がとても印象的でした。これらは社員1人1人の仕事へのこだわりや商品に対する想いによって引き出されたものだと思います。「機能的にどうにかなればいい、という家具は決して良い家具とはいえない」「年代に左右されず人々に愛され続ける家具を提供するため、今までの製品で廃盤にした家具は1つもない」など、社長さんから直接お話しを頂くこともありました。家具に合った生活感を伝えるために、海外の実際に人が暮らしている家をカタログのために撮影するなど、作り上げた商品に自信と誇りを持っておられました。私もこのように仕事への情熱や、こだわりを持った社会人になりたいと思いました。

  • ショールーム内の様子
    ショールーム内の様子
  • 家具の生地サンプル制作などの作業を行いました。
    家具の生地サンプル制作などの作業を行いました。

社員全員で行った毎朝30分の掃除からも多くを学びました。店舗前だけではなく近隣の住宅前の道路も掃除し、これを毎日繰り返し続けることで、自分たちの快適だけでなく、その街で暮らす人々のことまでも考え、街全体が快適に過ごせる環境づくりを心がけていました。店舗内の掃除では、お客さんが座った時にどこに目が行くか、 家具のどこにお客さんが触れる機会が多いのかを頭に入れて掃除を行うことで、ただの掃除が「接客」という意識に変わることを実感しました。

私は今まで将来の就職先やその職種について具体的に考える機会があまりなく、まだ大丈夫と先延ばしにしていたのですが、今回の実習体験を通して、改めて仕事について考え直すとても良い機会となりました。これからは自分のこだわりをもち、今回の体験を通じて学ばせていただいたことを就職活動に繋げていきたいです。この会社で学外実習をさせていただけたことに本当に感謝しています。

3年 山田 遥

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