007: 加工・材料学「うかぶかたち」大実験2014

住空間デザイン学科2年前期科目「加工・材料学」では、毎年演習課題として最後の授業に「うかぶかたち」と称して段ボールで作った船をプールに浮かべる実験を行っています。今年も8月2日(土)の快晴のなか「うかぶかたち大実験」を行いました。
課題の条件は、「5名程度でグループを作り、910×1820×3㎜の段ボール15枚以内で、人が二人以上乗れて50メートル以上進むことが出来るかたちをガムテープだけで作ること」というものです。学生たちは、授業で段ボールの素材特性について講義を受けていますが、所詮は紙ですから実際に水に濡れても人が乗って沈まないかたちを作れるかどうか大いに頭を悩ませます。それでも、各グルーブ毎に話合いながらそれぞれ考えたユニークなうかぶかたちを完成させました。
当日は、真夏の太陽の下、気温も35度以上まであがり絶好の実験日和となりました。
結果は,乗り込んだ途端いきなりバランスを崩して沈没するチームあり、圧倒的な安定感で25メートルプールを10往復するチームありで,多いに盛り上がりました。
この授業では,単に座学でデザインに必要な知識を学ぶだけでなく、実際に自分たちの身体で素材の特性を“経験する”ことで、創造するための「知恵」を身に付けることを目標としています。

  • スタート前の全員集合
    スタート前の全員集合
  • 5人乗っても大丈夫
    5人乗っても大丈夫
  • お尻が沈みそうです。
    お尻が沈みそうです。
  • まるで空に浮かんでいるよう。
    まるで空に浮かんでいるよう。
  • 圧倒的な安定感で10往復達成!
    圧倒的な安定感で10往復達成!
  • 今までにない新しい乗り方の提案
    今までにない新しい乗り方の提案

学生の声

授業紹介 :新着投稿