003: 空間造形学科1年生・基礎ゼミで 「江戸東京たてもの園」の見学&プレゼンテーションを行いました。
2013/06/24
5月に空間造形学科1年生・基礎ゼミⅠの授業で、小金井市にある「江戸東京たてもの園」を見学してきました。「江戸東京たてもの園」は都立小金井公園の中にある、江戸時代から昭和初期までの30棟の復元建造物が建ち並ぶ野外博物館です。
当日は天気に恵まれ、見学日和となりました。園内ではグループに分かれ、事前に話し合った内容をもとに写真やスケッチなどで記録をとりながら、文化的価値の高い歴史的建造物について学びました。
特別にかまどに薪をくべる体験
銭湯で湯船につかった気分を味わう
文具店には地下倉庫に入る秘密の階段がありました
今年、新たに復元された「デ・ラランデ邸」
各建物では、ボランティアの方々に、建物の特徴や歴史的背景、当時の暮らしなどについて解説していただきました。ここには、スタジオジブリの映画『千と千尋の神隠し』のモデルとなった居酒屋や銭湯などの建物があり、映画のシーンを思い出しながら建物を観察する楽しさもありました。
そして、6月には見学した内容をレポートにまとめ、発表会を行いました。各グループでテーマや視点、気づいたポイントが異なり、お互いの刺激になりました。基礎ゼミの授業では初めての全体プレゼンテーションだったため、先生方からは内容への質疑とあわせて、プレゼンテーション方法への指導にも熱が入りました。
商業建築の今と昔を考察
時代別に水まわりを比較
学生のコメント
- 江戸東京たてもの園は、様々な年代の建物があって、どの建物も写真とは違う印象を受けました。また、実際の建物内に入って雰囲気を味わうこともできました。発表では内容をまとめきれなかったと感じたところもありましたが、初めての見学と発表は、色々と学ぶことができた良い機会でした。(K.O.)
- 昔の住宅を見学だけでなく実際に体験し、今の生活と比較することで、どれだけ便利になったかを身をもって知ることができました。映画に登場する建物のモデルになった場所を見ることができ、感動しました。各グループでそれぞれテーマを決めたプレゼンテーションは、見学時には分からなかった違う視点での意見を沢山聞くことができました。(Y.F.)
- 昔の建物をこんなに沢山見たのは初めてだったので、その時代にタイムスリップしたような感覚になりました。グループ発表では緊張してしまい、反省すべき点が沢山ありましたが、全員で同じことに取り組む楽しさを感じることができました。(N.S)