カンボジアでボランティア活動をしました

私は高校時代の母校にあるボランティア団体「VIDES」に所属していて、3月3日~3月10日の8日間カンボジアのシェムリアップでボランティア活動をしました。もともと子供と関わることが大好きな私は、ボランティアの基本である「挑戦」・「リスク」・「チャンス」の精神をモットーに、日本でも毎月1回児童養護施設という複雑な環境の中で過ごしている子供達と1日という限られた時間の中で、精いっぱいの愛情を持って接しています。

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カンボジアスタディボランティアでは、カンボジアの子供達との文化交流や技術提供・支援などを目的としています。具体的には、カンボジアのポー村小学校の小学生や労働力として働かされ満足に教育を受けることが出来ないBosco Sunday Schoolの子供達に、体育・音楽・美術などの授業をしました。私は、子供達に日本のお正月の文化(衣・食・住)を紹介し、日本に昔からある遊びの竹トンボを紙で作ったり、けん玉を紙コップで作る方法を教えて一緒に遊びました。

ボランティアだけではなく1日観光もあり、世界遺産である遺跡のアンコールワットはもちろんのこと、アンコールトムではゾウに乗ったり、水上生活をしている人々がいるトンレサップ湖やカンボジアの伝統舞踊アプサラダンスを見学したりと充実した日々を過ごして来ました。

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カンボジアといえば、貧困や治安や衛生面が悪いというマイナスのイメージがありましたが、実際到着してみるとそのイメージは吹き飛ばされました。今振り返ってみると私が与えることより受けとることの方が多かった気がします。 例えば、まずボランティアハウスのピンさん家族に暖かく迎えられ、毎日違うお食事やドライブや通訳など何から何までお世話になりました。ポー村の小学生やBSSの子供達からは、初対面でもフレンドリーに笑顔で手を振ってくれたり、一生懸命名前を覚えようとしてくれて何度も何度も名前を呼んでくれたり、クメール語が通じなくても英語や日本語まで知っていて、逆にクメール語を教えてもらったりもしました。

今回のボランティア活動で人の暖かさを肌で感じることが出来たと思います。4月から社会人になりますが、これからも人に助けられながら人を助けることで自分らしくいたいと思います。

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空間造形学科25年度卒業 阿久津智恵子

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