2015年 夏季インターンシップ ~職業体験の中から得られること~ 「ホテル業実務」「観光業実務」「ホスピタリティー実務」ご報告
2015/11/27
今年度も国際文化学科の学生達は夏季休暇期間を利用し、各地の研修先で様々な実習体験を積んで参りました。学生が各々持つ職業観は様々ですが、何を感じ取り、何を身に付け、何を考えたのでしょうか。以下今回の実習のご報告をいたします。
今回もホテル/旅館関係の会社・旅行会社・広告会社ほか自治体から金融関係の会社まで、幅広い企業・団体様から学生の体験実習を受け入れて頂きました。
実習前には不安を感じていた学生も少なくありませんでしたが、受け入れ先の皆様へのご挨拶を兼ねて学生の状況を見回った教員達も、懸命に努力をしている学生達の明るい表情を見て安心いたしました。中には自身の想像以上の厳しさに直面した学生もおりましたが、体調を崩したりして途中終了する者も無く、全員が予定した実習を完遂してくれました。職業として意識できるようになるチャンスが実習体験にあることは言うまでもありませんが、経験の少ない学生達にとっては、そこから得られるものは無尽蔵と言っても過言ではありません。無事実習を終了した学生達が大学に戻りましたが、厳しさを経験し努力を重ねた姿を見ると、一回りも二回りも成長したと感じられる学生も少なくありませんでした。やはりイメージだけでなく、実際の職場を経験することの意義深さを感じざるを得ませんでした。
実習先ご担当者のコメント(一部抜粋)
- 「非日常の土地でのインターンでも、抵抗感無く順応していた長所を生かし、周囲へ影響力を与える存在になるよう自分磨きに励んでください」(ホテル/旅館)
- 「周りに配慮しながらコツコツと業務に当たる面に好感を持ちました。これからは自ら価値を生み出す人間が求められるので、研修後も勉強を重ね成長し続けてください」(旅行)
- 「明るくしっかりしている学生と感じました。お客様にも良い印象を与えることができていました。接客業務に向いています。ご家庭の環境にも感謝をしてください」(旅行)
- 「物怖じしない体育会系(?)と見えた点は、実社会でも有益になることです。コミュニケーション能力も高いので、今後の成長を楽しみにしています」(広告)
- 「清潔感のある身だしなみと、人の話を聞く態度を評価します。声の大きさと言葉の選び方を改善すれば、貴方の実直さ・真面目さがより伝わるようになります」(金融)
- 「他校の学生とも協力しチームワークを保てた点が評価できます。また関係者からも感謝されました。これからは自己表現力をもっと養い、自信も持ってください」(自治体)
今回初めて本校生のみ1名の実習生を受け入れていただいた企業様では、密度の濃いスケジュール表を作成され、各部門の多数の社員の方々がご担当者として、マンツーマンで空き時間も無く指導して下さいました。その内容は「新入社員研修」以上と感じ入りました。実習生本人も充実した期間を終了し、大きな刺激を受けたと、その充足感を連絡してきました。
今回ご協力とお世話をいただいた企業や自治体の皆様には、改めて心より感謝を申し上げます。今後も本校生にとって様々な経験の場をご提供願いたくお願い申し上げる次第です。
どうも有難うございました。これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。
実習生の声
- 「旅行会社といっても、様々な業態の会社があることを知りました。新入社員の方々や他校生とも話をすることができ、良い経験になりました」(旅行)
- 「毎日知らない事だらけで吸収することばかりでした。充実した気持ちで毎日帰宅できることが心地よかったです。貴重な学習と体験ができたことを感謝しています」(広告)
- 「業務のことは勿論、人生を生きる上でのアドヴァイスまで社員の方々からいただき、皆さんの仕事に対する責任感やお客様への心配りは勉強になりました」(ホテル/旅館)
- 「他校の学生と共同しグループワークで発表を行いました。就職に対する意識や積極性が自分にはまだまだ不足していると実感しました。参加できて本当に良かったです」(金融)
- 「公務員に対し堅いイメージがありましたが、皆さんから丁寧に教えていただき、印象が変わりました。観光用チラシの制作にタッチできたことは、楽しかったです」(自治体)
国際文化学科 平野 国男