2015年 国内旅行研修 ~添乗員・ガイドの仕事を実体験しよう~
2016/01/07
本年も株式会社JTBコーポレートセールス様のご協力を得て、「座学+実習」という密度の高い授業を実施しました。
7月には履修者全員が失礼の無いようリクルートスーツで、同社オフィスを訪れました。旅行業務を教室で学ぶだけでなく、オフィスの現場を見学し体感することも学生にとっては貴重な体験学習です。
9月にはこの授業の総まとめとして、一泊二日の添乗員実習を行いました。旅行会社では多くの社員の方々が担当する基本的な業務ですが、今年は初めて山梨県河口湖周辺を中心に実施しました。途中生憎の天候に見舞われ、急遽訪問地を変更したりしたため、実習生達は臨機応変な対応を求められました。しかし添乗員業務指導をしてくださった現役JTB社員の的確な指導のもと、旅程終了まで笑顔を忘れず頑張りぬいてくれたことが最大の収穫でした。2日間の様子を写真で紹介致します。
1日目
2日目
学生の声(オフィス訪問編)
- 用途の決められていない、自由に使用できるデスクシステムがあり、働きやすそうだった。
- すれ違う方々が互いに挨拶を元気良く交わしていて、それまでのイメージが一変した。
- 旅行当日まで準備をしている職場を見ることができ、勉強になった。
- 社外だけでなく社内でも、コミュニケーションの大事さを改めて感じさせられた。
- このような授業がもっとたくさんあれば良いと思った、大変ためになりました。
学生の声(添乗業務実習編)
- まさかこんなにたくさんの仕事があるとは、ただただ驚きました。自ら行動を起こすことや、気配りや努力の大切さを学びました。とても充実した時間を過ごせました。
- 見ることとやることは違い、慌ててしまいました。コミュニケーション能力の他にも臨機応変に対応できる柔軟さや、先を見通す力が必要だということが分かりました。
- 充分な情報を伝えられず悔やみました。事前の調べが足りていなかったのが全てだと実感しました。
- 責任感とホスピタリティーの両立を求められる仕事だと思いました。仕事量も想像よりもはるかに多く、早朝から深夜まで仕事があり、体調の自己管理も必要だと実感しました。
- 現在ホテル業界でアルバイトをしているので、笑顔、ハキハキ、元気を忘れず堂々と
お客様に演出しようと、この研修を通じて感じました。 - 難しいことだらけで緊張感のある実習だった。勉強になることが非常に多かったので、このような機会がまたあったら是非参加したい。この授業を履修して良かった。
この授業は上記のように教室での授業と実習とがセットになった科目です。実際の「現場」に身を置いた瞬間から学生達の顔つきも変わり、教室では見られなかった一面が見られることは、教員にとって新たな発見に出会う機会であり、楽しみでもあります。添乗実習の終わりには学生達の成長が感じられ、一定の満足感までプレゼントされた気持ちになります。末尾ながら、座学から実習までご協力いただいた株式会社JTBコーポレートセールスの皆様には感謝の言葉を申し上げます。どうも有難うございました。
国際文化学科 平野 国男