2016年度 海外英語研修 ~卒業式・参加学生感想~
2017/04/10
3月3日金曜日、ラングポーツ語学学校での研修の全課程を無事に終え、卒業式を迎えました。お忙しい中、オーナー家族でラングポーツ3校全体を統括するジェイク・フランシス氏も出席してくださり、下記のような式次第で、和やかに行われました。
- 校長スピーチ
- 学生によるプレゼンテーション
- ① アボリジニについて
- ② オーストラリア固有の動物について
- ③ 仏教と座禅の紹介
- ④ 日本とオーストラリアの文化比較
- 学生代表4名からの感謝のスピーチ
- ジェイク・フランシス氏からの卒業証書授与と一人ずつの撮影
- ジェイク・フランシス氏からの言葉
バリー校長は、学生の努力の素晴らしさをたたえ、最後に、「大学と親御さんに、ありがとうをお伝えください」との言葉をいただきました。
引き続き、4名の学生代表が「英語だけでなく、オーストラリアの文化と人々の温かさに触れました。この2週間は一生忘れません。」と、謝辞を述べました。
最後にフランシス氏がラングポーツでの研修実施に感謝し、「英語を使って、あなたの世界を広げてください」という励ましの言葉を送ってくださいました。
学校の先生方、スタッフの方々、ホームステイ先ファミリーの皆様、本当にお世話になりました。オージーの大らかさや生活のゆとり、自然の豊かさとその大切さ。学生は英語だけではなく、多くのことを経験し学ぶことができました。
以下は学生レポートの抜粋です。
- 得意の英語を試していけば、苦手のコミュニケーション力が自然に上がるだろうと思い参加したところ、初日に自分の力不足を痛感し、どんどん無口になっていきました。しかしこのままでは参加の意味がないと思い、間違っても自信がなくても、とにかく声を出そうと決めました。すると担任の先生もホストマザーも、誰も私の間違いを責めることなく正しい表現にしてくれました。そのおかげで街での買い物でも、笑顔で会話ができるようになり、何を今まで躊躇していたのかと不思議なくらい、人と話すことを楽しく感じるようになりました。そして卒業式の前日です。謝辞をマザーと考えていたときに、「この卒業はゴールではない。多くの人とコミュニケーションを取って、チャレンジして失敗して、豊かな人間になってね。」と、マザーが教えてくれました。この研修で学んだことを思い出し、これからも失敗しながら一歩ずつ前に進みます。
- 今回の研修で他国の文化を学ぶことの重要さを学びました。ファミリーの長男の友達に、来日経験もある日本好きの19歳の女の子がいました。その方と話す機会が多かったのですが、自分の国に興味を持ってもらうことや、相手の国と比較して教えあうことが、お互いにとって本当に嬉しいということを痛感しました。お互いを理解することは、お互いを認め合うことに繋がるとても貴重な経験です。
- 2週間の海外旅行参加者のような気分でこの研修に申し込んだ私は、ファミリーの家へ向かう車中でその考えの甘さに気付きました。それから2週間、ファミリーや同居の留学生と話そうと、毎晩寝る前に必ず会話の話題リストを作り、諦めないで話すことを心掛けました。また、彼らから日本のお札の素晴らしさを指摘されるなど、日本の誇れる文化にも気づきました。お別れの時、写真付きのメッセージカードを渡しました。ホストマザーに「泣かないで笑顔でお別れしましょう」と言われたのに涙が止まりません。もっとたくさん感謝したかったけれど、すべてを伝えることができません。次にホームステイをする機会があったら、この悔しさを是非晴らしたいです。
- 私はこの研修に備えて、毎日英語を勉強していました。しかし実際に来てみると、何を言っているのか聞き取れず、会話に全くついて行けません。スピードが速く、様々な単語の意味が分からないからです。そして2週間、ファミリーと頑張りました。悔しい思いが成長させるということは知っていましたが、実際にまさにそれを経験しました。帰国した今、悔しい思いをしたからこそ、これからも頑張ろうと思えます。早速、英語の勉強をしています。いつかまたファミリーを訪れ、もっと話せるようになって再会したいと思います。それが私をサポートしてくれた方々に対する恩返しです。