海外英語研修報告 ~真夏のオーストラリアから無事帰国~
2016/03/23
ブリスベンでの第2週目に入ると、参加者は学校も家もすべて英語で過ごすEnglish onlyにすっかり慣れ、地元の人のように生活し始めました。そしてローンパイン・コアラ・サンクチュアリー訪問、クイーンズランド博物館見学などの行事をこなすうちに、時はあっという間に流れていきました。金曜日には校長先生とオーナーが主催するおもてなしのバーベキューランチの後、修了式を迎えました。
以下はジャッキー先生の報告です。
The second week in Brisbane was as sunny as the first. The students became accustomed to their ‘English only’ environment at the school, and the various cultures and their different surroundings of Brisbane. When we first arrived, two weeks seemed very long but towards the end the students said “It’s too short!”
A fun and educational part of the week was a visit to the Lone Pine Koala Sanctuary. Before going the students had a pre-task to present information about an Australian animal living at the Sanctuary and ask the other students to guess what it is. Everyone enjoyed doing this activity on the bus and they were excited to see the animals for real and not just on paper. Holding a Koala was the highlight of the day for many students, but for others it was the view from the top of Mount Coot-tha, before heading back to the city center.
We also took a trip to Queensland Museum! Everyone took part in the task of finding out some interesting information about the exhibitions of Australian culture, the environment and historical artifacts. This was a great experience.
On the final day, just before graduation, the students enjoyed the traditional Australian barbeque. Some even went back for seconds.
Everyone successfully graduated and the occasion was made memorable by the warm and encouraging words from Barry the Principal of the school, and also the fantastic presentations by three groups of students. Their presentation themes were about some differences between Australia and Japan and also the best things about Brisbane. This was a lovely ending to the day and everyone’s heart and stomach were full!
For many students they have become a family member of their homestay house, so it was sad for them to say goodbye. I think this experience will be something the students will talk about for many years to come.
帰国前のブリスベン空港で参加者に、成田空港から今までの感想を聞きました。
成田空港からブリスベン空港へ
- 成田空港に着く直前まで不安でいっぱいで引き返したいと思いましたが、空港を飛び立って後戻りができないと思ったときに、頑張るしかないと、心に決めました。
- 飛行機の中、海外への好奇心は、だんだん不安と緊張に変わり、オーストラリアに着くころには笑顔が引きつっていました。しかしホストファミリーと対面すると笑顔で優しく話しかけてくれたので、とても安心しました。
ホストファミリーと
- 初対面では何を話していいのか言葉に詰まってしまい、悔しい思いをしました。しかしゆっくり話しかけてくれ、分かりやすい単語を使い、時には綴りを紙に書いてくれることもありました。毎日学校の話を聞き、こちらから質問すると先生のように教えてくれてありがたかったです。
- 2日目、話したいのに英語が出てこなくて自信をなくしていたら、Motherから「あなたが何か伝えようとしなければ、私はあなたを助けることができない。だから何でも伝えようとして。」と言われました。その時「上手に話せなくてもいい。伝えようとしない限りは何も始まらない。」と気づきました。そこから気持ちを切り替え、気楽に話すことができるようになり、Motherも私の英語を直したり教えてくれたりして、日に日に英語が身についた気がします。
- Motherやもう一人のドイツからの留学生と積極的に関わるために、夕食を一緒に作り、朝はガーデニングを手伝いながら、話していきました。週末に行ったゴールドコーストでは、そのドイツ人の友人が案内してくれました。
- Mother は忙しい人でしたが、夕食の時間を大切にしようと思い、1日の出来事や自分のことを家族に伝えると、喜んでもらえて嬉しく思いました。
学校で
- 授業はペアを入れ替えての会話練習や、ゲーム感覚の競争型アクティヴィティなど、身体を動かすことが多かったです。
- 担任のカイリー先生は英語だけでなく、オーストラリアの生活も教えてくださいました。私たちが午前1時に寝ることや、いつも忙しくて時間がないと言うと、そのたびにWow! !と驚き、オーストラリアでは早寝早起きをし、家族や友人とゆっくり過ごす時間があることについて話してくださいました。
- ジャッキー先生のインタビューシートのおかげでいろいろな国の学生たちと話すことができました。とても楽しく、自信にもつながる経験でした。
クリニックと薬局で
- 3日目、具合が悪くなり、放課後にクリニックと薬局へ行きました。旅行保険のおかげで一切費用がかからず、ドクターも、日本語のできるアシスタントさんも優しく聞いてくださいました。おかげで学校を休むことなく快復しました。
オーストラリアでの驚き
- オーストラリア人の気質、温かさに触れたことです。みんな街でもHello と声をかけてくれました。休日にバス停で待っていると「今日、バスは来ないよ」と教えてくれただけでなく、「どこへ行きたいの?」と言って、別の駅まで案内してくれた人がいて、その親切さには大感激でした。
- 家族同士でのハグやキスが当たり前の習慣であることに驚きました。私にも家を出るときや帰宅の際に必ずハグとキスをしてくれて、初めての経験でしたが、とても心地よかったです。
- シャワー時間が5分から10分に限られていましたが、それは水を大切にするためと知っていたので、資源のことを考える機会となりました。
- 食事の前後に「いただきます」「ご馳走さま」を言わないので説明してあげて、日本の良さに気づきました。
いよいよ帰国しますね。この2週間で学んだものは?
- 初日にブリスベン空港に着いた時は、2週間後にここを発つのがこんなにも名残惜しくなるとは思ってもいませんでした。ラングポーツの授業とホストファミリーとの時間はかけがえのないものとなりました。それだけこの2週間で得た多くの経験は私を変え、成長させてくれたと思います。
- 初めてのことに踏み込むことは勇気のいることですが、2週間を経て何事も挑戦してみないと分からないし、そこから成長していけることを学びました。
- 積極性を持つことで新しい経験ができることを、学校と街とホームステイ先で学ぶことができました。
- 学科と学年を超えて、13人の友達とこんなに仲良くなれるとは思ってもいませんでした。オーストラリアと日本の家族、先生とみんなに感謝です。
これからは?
- 今回の悔しさと自信をバネに英語を勉強し、次は長期の留学に挑戦したいです。
- 日本の良いところを伝えるよう勉強して、またブリスベンに帰りたいです。
- これからの大学生活や将来社会人になってからも、自分が何を伝えたいか恥ずかしがらずに相手に伝えるよう頑張りたいと思いました。この2週間で最も多く発した言葉、Thank youの気持ちを忘れずに、今後の生活に生かしていきます。
Thanks to all the teachers and staff at Langports English Language School, their host families, the teachers from the Department of International Culture (国際文化学科) , the tour leader from Tonichi Travel, the support staff at Komajo, and not forgetting the parents of all the students. With everyone’s help and support we could make this study abroad program possible. Thank you very much!