「JICA地球ひろば 国際協力セミナー」参加 ~日本・モンゴル関係について発表しました~
2015/03/20
国際文化学科の4年生1名と3年生3名は、3月13日に「JICA地球ひろば: 大学生による国際協力セミナー」に参加し、「日本・モンゴル関係 ~過去から未来へ~」というテーマで、モンゴルの基本情報および昨夏ウランバートルで行った国際協力実習について、パワーポイントと動画を使って説明しました。
この日のために準備、練習を重ねてきた学生は、30名ほどの参加者を前にして、発表の間は緊張の面持ちでしたが、質問タイムにはリラックスして自分たちの体験を生き生きと話すことができました。背景も年齢層も異なる様々な方々から、多岐にわたる質問が時間いっぱい続き、参加者全員にとって有意義な時間となりました。
モンゴルの経済事情、土地所有などについての質問には、2003年度の初回からモンゴルでの実習に関わってきた臼井先生が、長年の経験に基づく情報を補足しました。2011年度の「国際協力セミナー」で発表した卒業生3名、世田谷時代の短大卒業生、4月から国際文化学科着任予定の先生などが参加してくださったのも嬉しいことでした。
先日JICAから参加者のアンケート結果が送られてきましたが、「とても良かった」「良かった」と全員から評価され、満足していただけたようです。参加者の感想には、次のようなものがありました。
参加者の感想
- 若い大学生さん方の真面目に取り組む姿勢に好感が持てました。若い人を育てることが日本の国に今必要なことと感じますので、このような企画は続けて頂きたく思います。
- 質問にひとつひとつ丁寧に答えてくださったのが印象的でした。
- データや画像も分かりやすかったが、 一番良かったのは、質疑応答の時間が十分にとってあったことで、気になる所がわかったし、他の人の質問で新しいこともわかった。
- 質問の時間もたっぷりあり、より深い話が聞けた。突然の質問にも学生の対応が良かった。現在の状況だけでなく歴史的背景や地理的な観点から考えられた点がおもしろかった。ありがとうございました。
- 学生の皆さまが事前準備をしっかりして、明確な目的を持ってモンゴルに行かれたのだと発表を聞いて感じました。
以下は発表した学生たちの感想です。
学生の感想
- モンゴルとの出会いは、大学入学当初、2010年に行われた国際協力実習の報告会に参加したことでした。「4年生になったらモンゴルに行き、このような報告会を企画したい」という夢を持ちながら大学生活を過ごしました。4年後の今、この夢を叶えることができ、心から嬉しく思います。春から社会人になりますが、「チャレンジ精神を忘れないモンゴル人」のような人間に成長し、いつか日本とモンゴルの架け橋になりたいと思っています。今回の報告会に際し、お世話になった方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。 (O.S.)
- 先輩の一言から始まったJICAでの発表でした。準備段階で、来てくださる方々に何を伝え、何を感じてほしいのか真剣に考え合い、「私たちがモンゴルで感じたことをそのまま伝えたい!」と強く思いました。しかし、発表の仕方を工夫していくうちに迷走してしまい、根本から考え直すことも出てきて、ぎりぎりの発表となってしまい、とても緊張しました。質問がたくさん出たことで、原稿ではない、ありのままの私たちの気持ちを伝えることができて本当に良かったと思います。何よりも、参加者に私たちの気持ちがきちんと伝わったのが一番の喜びでした。本当に良い経験をさせていただくことができました。баярлалаа! (ありがとう!) (K.M.)
- 去年9月モンゴルへの訪問を終えてから、このJICA地球ひろば発表までモンゴルに関わってきました。モンゴルに行ったのはたった8日間でしたが、それ以上のものをこの発表を通して得たのだと、改めて実感しました。私たちが学んできたことを、モンゴルに関心を持って集まって来てくださった一般の方々にも知っていただけて、本当に嬉しく思いました。モンゴルに一緒に行ったメンバー、先生方、見に来てくださった一般の方々に、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。 (S.M.)
- JICAでの発表を終え、参加した方々のアンケートを見ると「質疑応答の質がとても高く驚いた、学生が質問に的確に答えられていた」という評価を多くいただきました。できるだけ、学生で協力して答えられたのは、実際に現地を見て、1年間学習し、多くの経験をしてきたからだと思います。JICAでの発表は、これまでの集大成でした。今は関わってきた全ての方々への感謝と、全てをやりきった感動でいっぱいです。 (U.S.)
- 実習で現地を実際に訪れ感じたことを伝えたい、との思いで実施を決めた報告会でしたが、どのくらい関心を持っていただけるのだろうかと、不安も感じていました。しかし、報告会には、一般の方々も足を運んでくださり、私たちの話を聴いていただくことができました。つたないところも多々あったかとは思いますが、質疑応答の際には多くの質問もいただき、充実した会となりました。アンケートでもあたたかな言葉をいただき、とても嬉しく感じました。またこのような機会があれば、積極的に参加したいと思います。 (A.N.)