2012年度春季インターンシップ ~実務を通じた進路選択へのアプローチ~ 「ホテル業実務」「旅行業実務」「ホスピタリティ実務」
2013/04/09
2011年度まで春休みの実習は「旅行業実務」のみを実施してきましたが、2012年度より「ホテル業実務」と「ホスピタリティ実務」が加わり、3科目とも参加できるようになりました。
3年生は12月より就職活動がスタートしており、実習には14名の2年生が参加しました。内訳は「ホテル業実務」に5名、「ホスピタリティ実務」に3名、そして「旅行業実務」に6名であり、ホテル実習では帝国ホテル、京王プラザホテルなどの大手ホテルにご協力いただき、ホスピタリティ企業としては富士屋ホテルやブライダルプロデュースにお世話になりました。また旅行業では近畿日本ツーリスト、小田急トラベル、京王観光各社で実施したほか、JTB法人東京のご協力で初めて「海外インターンシップ」をハワイで実施することが出来ました。(ハワイのインターンシップについては、別途報告します。)
京王プラザホテルのロビーで
京王プラザホテル多摩の客室で
国内での実習は2月初旬から3月下旬にかけて11ヶ所の実習先で実施しました。夏休みに実習を経験した学生もおり、また実習経験者から事前に様子を聞く機会を作ったこともあって、挨拶を兼ねて巡回訪問したときも、夏より余裕が感じられました。
実習先の業種や職種により実習期間や時期の違いが生じましたが、仕事の厳しさや人間関係の大切さを身をもって知ることができ、社会人として巣立つための貴重な体験となりました。それぞれが自分に対し自信を持つことにつながったようです。
京王観光で卒業生の先輩と一緒に
近畿日本ツーリストで巡回の教員と
実習生の声
- 駅構内にあるカウンターの業務と違い主に学校を中心とした営業部門で、お客様のところにお伺いして話をするという、貴重な体験をすることが出来ました。そこでは仕事の話だけでなく少し世間話もすると良いというアドバイスもいただき、資格や知識も必要だが人間性がいちばん大事だと教えていただきました。(Aさん(町田市の旅行会社で営業の実習))
- 最初は「ハウスキーピング」と聞いて裏仕事かなと思っていましたが、実際は「接客業」でした。お客様に接する機会が多かったのに驚きましたが、大切なベッドメイクも一人で任され、また様々な要望に応えていくことで、お客様の気持ちを考える大切さを学びました。(Bさん(横浜市内のホテルで客室係の実習))
- ブライダル業界には興味がありましたが、どんな仕事なのか不安ばかりでした。でもスタッフの皆さんにやさしく指導していただき、とてもいい経験をすることができました。皆さんとても意識が高く、接客の仕方や美しい敬語などを学ぶことができました。実際に人の幸せな瞬間に立ち会うことができたことに感動し、同時に私も幸せと喜びを感じることができました(Cさん(横浜市内のブライダル式場でサービス係の実習))
実習先で利用されたお客様のアンケートから
「ベルガールのDさんの感じがすごく良かったです。」
と、実習学生へのメッセージをいただきました。
実習先担当者の評価
- 業務に対する真面目な姿勢と明るい笑顔が大変好印象でした。周囲のスタッフとも良いコミュニケーションが取れており、不安要素はありませんでした。かなりの遠距離通勤でしたが、しっかりと自己管理がされており、前向きな意識を感じました。(E氏(東京都内の実習ホテル担当者))
- 約1ヶ月の実習は慣れない場所、緊張感と疲労に耐えてよく頑張ってくれました。今回の実習は社会への小さな1歩として更に前に進んでもらいたいです。これからは、もっと笑顔と言葉、そして声を出せるようになると、思った以上に前に進めます。人を好きになって積極的に自分を出していきましょう。(F氏(川崎市内の実習ホテル担当者))
- 事前の訪問日から時間を守り、必要なことはメモをとる姿勢には好感がもてました。初日から発想力を問うプログラムでしたが、事前課題を正確に受け止め発想力豊かにツアー素材を語ってくれました。是非旅行やホテル業界を目指していただけることを希望します。(G氏(立川市内の旅行会社))