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2020年度健康栄養学科臨地実習報告会をオンラインにて開催いたしました。

2020/11/11

昨年度末から今年度にかけての臨地実習は、COVID-19感染拡大の影響を大きく受けました。必修科目である臨地実習ⅠやⅡは、実習延期や実習先および実習内容の変更などの対応に追われました。また、選択科目である臨地実習ⅢおよびⅣに関しては、緊急事態宣言が発令されたこともあり開講を断念いたしました。本学科は最大7週間の臨地実習を複数施設で行うことで、より実践的な学びを深められることを特色としており、それが実現できなかったことは非常に残念でした。しかしながらそのような状況におきましても、緊急事態宣言解除後、学生の学びのために実習生の受け入れをご快諾いただきました臨地実習先の施設の皆さまには、心より感謝申し上げます。また、このような状況下でしか得られない学びをご提供くださり、学生も従来の臨地実習と同等あるいはそれ以上の学びを得ることができました。

毎年恒例の臨地実習報告会も、オンライン開催ではあったものの、無事開催することができました。健康栄養学科の臨地実習報告会は、例年は1～4年の全学生が集合して、本学記念講堂と小ホールにて学会さながらの雰囲気で行っています（昨年度の報告会の様子はこちら）。今回はGoogle Suite for Educationシステムを用いたオンライン開催とすることで多少の変更はありましたが、学生が口頭発表およびポスター発表にて実習報告を行うことは変わりなく、質疑応答もビデオ会議ツールであるGoogle Meetを活用することによって、円滑に実施できました。スケジュールの概要を以下に示します。

2020年度健康栄養学科臨地実習報告会 スケジュール
日時：2020年10月31日（日） 9:00～12:00

報告会をオンラインにしたことのメリットもデメリットもありましたが、総じて量・質ともに教員の予想を上回るディスカッションが行われ、満足度の高い報告会が開催できたように感じました。特に、なかなか大学に通学することができない状況が続いている１年生にとっては、先輩の姿を見ることによって、今自分が学んでいることの意味や目的の再確認をする良い機会になったようです。また、オンラインにしたことで事前にポスターを見て予習できたことなど、今後通常開催となった場合においても活用していきたい手法も明らかとなりました。

以下に、学生のコメントの一部を紹介します。

1年生

• 臨地実習報告会を通して、それぞれの施設について詳しく知ることができ、夢が広がった。同じ管理栄養士でも、それぞれの施設に対応できるようにならなくてはいけないため、幅広い年齢層に対応できる力を学生のうちに、身につけていなければならないことに気がついた。今後授業の復習を怠らず、将来を考えながら知識の定着に全力を注ぎたいと思う。
• 今はオンライン授業で、みんなとコミュニケーションをとったり、実際に動いたり、調理したりといった実践的な内容ができず、モチベーションも上がらないでいましたが、報告会を機にもっと授業に意欲的に参加していきたいと思いました。

2年生

• 今回は例年とは違いオンラインでの開催になり不安に思うところもありましたが、すべてしっかり聞けたので良かったです。報告会を聞いていて去年は分からないことしかないような感じでしたが、今年は授業で学んだなと思うことも増え、聞いていて自分の成長を感じられました。それとともに今の勉強が臨地実習やその先の就職などに直結するということも分かったので、一つひとつの授業をしっかり受け知識を身に付けなければならないなという気持ちになりました。
• 去年は臨地実習と言われても他人事でしたが、2年生になるともう来年のことで、他人事ではないなと思い気が引き締まりました。先輩からのアドバイスを忘れずに臨地実習までコツコツ準備をしていきたいと思います。

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