2022年度「心理実習」が無事に終了しました

2018年度からはじまった国家資格《公認心理師》養成カリキュラムの第2期生が、この夏、「心理実習」として、臨床心理の現場に参加してきました。今年度、公認心理師養成のカリキュラムの最終段階にあたる「心理演習」と「心理実習」を履修した実習生は8名で、前期のあいだに「心理演習」の授業で、公認心理師が活躍する保健医療、福祉、教育、司法・犯罪、産業・労働の5分野に渡るさまざまな場面における心理的支援の実際について、事例検討やロールプレイで学び、その後、「心理実習」として、夏期休暇期間に5つの分野ごとに施設を訪問して実地実習を行いました。昨年度に引き続き、保健医療分野は稲城台病院、教育分野は稲城市教育センター、福祉分野はウイング稲城、産業・労働分野は八王子新卒応援ハローワーク、そして司法・犯罪分野は警視庁八王子少年センターに実習施設としてご協力いただきました。

  • 写真1
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その中から、保健医療分野の実習としてお世話になった稲城台病院の実習についてご紹介しましょう。稲城台病院は稲城市にある精神・高齢者医療施設です。大学の最寄り駅である京王線稲城駅のお隣の若葉台駅からアクセスすることができます。こちらの病院で公認心理師・臨床心理士として勤務しておられる実習指導の先生に、まず病院施設について説明していただきました(写真1)。続いて、レクチャールームで医療機関における心理職の役割や他職種との連携の実際について、具体的にお話しいただきました(写真2)。短い時間でしたが、実際に現場で働く公認心理師・臨床心理士から直接お話しいただくことで、保健医療分野のリアリティを感じることができたと思います。

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今年度も新型コロナウイルス感染症への対応が必要な状況でしたが、実習施設に感染症を持ち込んでしまうことのないよう実習生一人ひとりが対策を徹底することで、5つの分野の実習を無事に終えることができました。実習の実施にあたっては、それぞれの分野の施設でご協力いただいた実習指導・担当の方々にたいへんお世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。

  1. ※ 心理的支援に関わる主要な資格として、国家資格である「公認心理師」と臨床心理士資格認定協会による「臨床心理士」があります。公認心理師は大学において指定されているカリキュラムを取得する必要があります。

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