平成30年度第8回 オープンキャンパス報告

人間文化学類 英語コミュニケーション専攻 井戸桂子

新涼を感じる8月18日、英語コミュニケーション専攻の体験授業には、多くの高校生と保護者の方が来場してくださいました。

まず、英コミの方針である「英語を学び、英語で学び、英語の心を知る」についてご紹介しました。この方針をもう少し具体化すると「実践的な英語力の向上」を目指し、「英語によるコンテンツのある学びの授業」を通して、「英語の背景の理解とコミュニケーション能力の獲得」を実践していくということになります。説明を聞きながら、大きくうなずいて下さる方もあり、こちらもつい熱が入りました。

そして、英語の心を知る一例として、“「どういたしまして」を英語で言うと? ”と題した体験授業を行いました。

「Thank you! と言われたら、どう答えますか?」と高校生に質問すると、“You’re welcome.” や “It’s OK.”と王道の答えを頂きました。そこで、“It’s my pleasure!”や “The pleasure is mine!”などの表現もあることをご紹介しました。
それにしても、日本語の「どういたしまして」が、なぜpleasure(喜び)で言い表されるのでしょうか。そこで、[なぜ、pleasure(喜び)なのか?] をテーマに、キリスト教の考え方や、さらにその背後にある奉仕の精神について例を挙げてお話を進めていきました。

説明の途中で、聖書にある「善きサマリア人のたとえ」も交えたところ、同席していたタロン・プラザ先生から、次のようなイディオムの紹介がありました。ある人が見知らぬ人に親切にしてあげると、“She is a good Samaritan.” と高く評価するのだそうです。こうした使い方にも、英語圏の文化が垣間見られますね。

今回ご紹介したMy pleasureという表現とその意味が、ご来場の皆さまの心に残れば幸いです。

次回、9月15日(土)の体験授業は、タロン・プラザ先生による“Conversation Tactics”です。会話をスムーズに進めるための秘策を明かしてくださいます。ぜひご参加ください。

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