第11回 オープンキャンパス模擬授業報告(英語コミュニケーション専攻)
「英文法を感覚的に理解しよう!」

(現)人文学部 国際文化学科 工藤俊

11月18日(土)に開催されたオープンキャンパスでは、標記のタイトルで模擬授業を行いました。普段、英文法は敬遠されがちですが、英会話をするうえでも英文を読み書きするうえでも、非常に重要な知識です。たとえば、The boy kicked the ball.とThe boy kicked at the ball.ですが、前者はボールを実際に蹴ったことを表し、後者はボールをめがけて足を振り下ろしたけれど、実際に足がボールに当たったかどうかは不明、というニュアンスです。では、なぜatの有無で意味が変わるのか、といった疑問に切り込みました。また、ハンバーガーショップのCMでおなじみの、“I’m lovin’ it.”についても考えました。通常、状態を表す動詞(love, own, resembleなど)は、進行形にはできません。しかし、上記の例は実在します。この英文は「何度食べてもおいしい」というような意味になるのですが、では、なぜそのような意味になるのか、そもそも進行形の表す意味とは何かについて、参加者の皆さんと一緒に考えました。このような英文法へのアプローチは、参加者の皆さんにとって新鮮だったようです。英文法は苦手という人が多いようですが、英語によるコミュニケーションをする上でとても大切なのです。
次回の模擬授業は、2018年3月31日(土)になります。皆さんぜひご参加ください。

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