合同ゼミ発表会が行われました!

英語コミュニケーションコースには4つのゼミがあり、それぞれ3年生と4年生が一緒に研究活動をしています。各学期の終わりに、個人あるいは共同で行った研究の成果を発表しあう合同発表会を開きます。今回は、7月11日に行われた前期の発表会をご紹介します。※
事前準備のポスター制作や、当日の運営も学生が行います。


  • 合同ゼミ発表会告知ポスター
    合同ゼミ発表会告知ポスター
  • 合同ゼミ発表会の司会進行を務める学生
    合同ゼミ発表会の司会進行を務める学生

橘田ゼミ:駒女発音クリニック

  • 橘田ゼミ:駒女発音クリニック

発表要旨

We focused on “English pronunciation.” There are a lot of differences between Japanese vowels and English ones. The consonants of these two languages are different. The syllables of these two languages are also different. Japanese learners of English sometimes use Japanese pronunciation in place of English pronunciation. It causes quite a few native speakers of Japanese to fail to learn accurate English pronunciation. Based on precedent research, it can be said that training using English songs is not only fun but also effective for learners in learning and improving English pronunciation. We explained and demonstrated that this training is a practical way to improve English pronunciation.

中野ゼミ:女子大生の「これが言いたい!」英会話

  • 中野ゼミ:女子大生の「これが言いたい!」英会話

発表要旨

英語版

We, the members of the Komazawa Women’s University Nakano Seminar, thought we needed “a phrase book which can be used overseas” from a viewpoint of women’s university students. First we surveyed English conversation books sold at bookstores, then we thought of the daily situations where we women’s university students use English a lot, and after that we collected those useful phrases. We tried not to use formal expressions, but tried to use colloquial Japanese for translation as much as possible. We also prepared a CD for pronunciation practice and a video for role-playing. We will continue this research, and complete this phrase book in the next semester.

中国語版

中野ゼミには二人の中国人学生が在籍しています。本学にも中国人留学生が何人か在籍しているので、中国語でも発信してみました。

中野研究会考虑从女子大学生的角度去创作《海外旅游必备英语对话》这本书。最开始、只是把过去的一些教材重新编辑,从我们女子大学生日常会用到的英语口语对话来设定,英语对话的适时情况来编辑。并不像日语那样复杂的表现,而只是针对女子大学生会使用到的口语英语表达来进行了编辑。教材附属的发音练习录像和音像也在制作进行中。后期也准备继续这个项目的研究,把这本教材给完成了。

井戸ゼミ:服装の変遷から見る女性の姿 ~女に生まれて良かった〜!~

  • 井戸ゼミ:服装の変遷から見た女性の姿 ~女に生まれてよかった!~

発表要旨

井戸ゼミは、「女性にとって服装とは何か!」をテーマに、日本と西洋の服装の変遷を比較考察しました。日本では平安時代の十二単、西洋ではルネサンス期のドレス・コルセットを中心に取り上げました。これらの時代が、単に纏(まと)うだけの衣服から意味を表象する衣服への転換点となっているのではないか考えたからです。社会的背景・宗教的背景を考察することで、服装には男性に対する女性の立場を明確にし、自己表現を託すという機能もあることを明らかにしました。現在は個性を認め合い、自由におしゃれを楽しめることの大切さを、メッセージとして伝えました。

松山ゼミ:「サブカルから見る執事の理想と現実 ~君はジーヴスを知っているか?~」

  • 「サブカルから見る執事の理想と現実 ~君はジーヴスを知っているか?~」

発表要旨

「執事」という言葉が、「なにそれ?」という疑問感想を伴わなくなってかなりの時間が経過している。しかし「執事」という言葉を知っているのと、「執事」の本質を知っているのは大きな隔たりがある。
今回の発表では、フィクションの中に登場する執事を通して、我々が持っている「執事」のイメージがいったいどこから来たのかを探ってみた。現代的な「執事」のイメージに深い関わりを持つ作品はいくつかあるが、今回はその中でも20世紀初頭に活躍したイギリスの小説家P.G.ウッドハウスが作り出した執事ジーヴスを『比類なきジーヴス』からみていった。この作品を通して見えてきた執事ジーヴスは、のんびりお気楽な主人バーティの面倒を見つつ、チクリチクリと彼の行動の紳士らしくない服装を指摘していく。小説の中でバーティはジーヴスの指摘を無視する事が多いが、トラブルに陥った彼を見事に救い出してくれるのもジーヴスである。そしてジーヴスはバーティを救う代わりに自分が不適切と思う主人の服を処分していく事ができる。ジーヴスの行動は本来の執事の仕事とはかけ離れた部分もあるが、その逸脱がユーモラスであるとともに、ジーヴスの優秀さを示していく。そして、この作品がベストセラーになることによって現代の執事のイメージを広げていったと思われる。
後期は日本において「執事」のイメージを広げた枢やなの『黒執事』を取り上げていく。


各発表の後には、学生や先生方からの鋭い質問が飛び交います。発表者にとって質疑応答ほどドキドキする瞬間はありません。懸命に答えます。

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予定の2時間があっという間に過ぎ、充実した発表会となりました。終了した途端に、後期の発表テーマが話題になりました。夏休みを利用して検討を開始します。

  1. ※ 本内容は、人間文化学類 英語コミュニケーション専攻の前身である国際文化学科のカリキュラムについて紹介しています。
    人間文化学類 英語コミュニケーション専攻での学びの参考にしてください。

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