インタビュー
- 名前
- 羽鳥 修(はとり・おさむ)
- 出身地
- 東京都
- 担当科目
- 異文化交流/アメリカの文化と歴史/観光文化入門
Q1.専門分野をわかりやすく教えてください。
アメリカ合衆国の歴史が専門で、特にアメリカ現代史とされる19世紀後半から20世紀前半の時代の政治史、社会史、文化・思想史に関心があります。
Q2.担当する科目(1つ)の特長についてわかりやすく教えてください。
「異文化交流 」ではアメリカ合衆国が「移民の国」という観点からアフリカ系、イギリス系、アイルランド系、ドイツ系など多様なエスニック・グループが歩んだ歴史を振り返りながら、それぞれのグループに関わる観光資源を動画や写真を用いながら解説します。講義形式の授業ですが、一方的に知識を教授するのではなく、学生と質疑応答をしながら進める「双方向型の授業」が特徴です。
Q3.大学でのお勧めのスポットや過ごし方を教えてください。
八十周年館から眺められる四季折々の風景や天気が良い日には10号館からみえる富士山(特に雪を頂いた冬景色)
Q4.先生がこれまで経験した中で印象的な旅のエピソードを教えてください。
18歳のときにヨーロッパを旅したときソフィア大学(ブルガリア)の学生と出会い、その方のご家でご家族とともに過ごした2週間は今でも忘れられない大切な記憶として残っています。詳述する紙幅がないのですが、その方との出会いはモスクワからキーウ(当時は「キエフ」と表記)に向かう車中で、列車が8時間以上遅れたことがきっかけでした。旅の楽しみは、観光資源に触れることだけに限られているわけではなく、「人との出会い」です。僕にとっては、大切な人と偶然出会えるチャンスとなったのが「旅」でした。
Q5.最近読んだ本で印象的な本(1冊)とその特徴を教えてください。
中村隆英『昭和史』(上・下)です。「昭和」という日本の現代史が始まる時期について、経済史を中心に政治、社会、文化など多角的、俯瞰的に詳述したものです。豊富な資料をもとに鋭い分析がなされ、さながら日本および世界の動きを同時代に生きたかのように感じながら読むことのできる書です。ちなみに同書は図書館の「新着・話題の図書」コーナーにあり、貸出可能です。
Q6.高校生へひと言メッセージをお願いします。
少しずつ、少しずつ、ゆっくりで良いので、「自分の頭で考え」、「自分の言葉」で表現できる力を4年間の学びを通じて身に着けてください。応援しています!