ニュース&トピックスニュース&トピックストップへ
「こころ」の仕組みを広く学び、社会に生かせる知見を獲得
「こころ」について学ぶことは、自分と他者、そして私たちを取り巻く世界そのものを知るということ。
「こころ」の働きを解き明かす心理学はいくつかの領域に分かれますが、心理学科では多岐にわたる科目を用意し、心理学の各領域に親しむための学びを提供しています。
多彩な科目を段階的に履修することにより、課題に対して主体的かつ適切に対処する問題解決力を高めるとともに、心理学の知見を生かして現代のさまざまな問題にアプローチできる力が備わります。
学びの概要学びの概要へ
3つのポイント
point
01
段階的に
学修を深め
「こころ」を理解する
心理学はその長い歴史のなかで、領域が広くかつ奥深い学問分野として発展してきました。しかし段階的に学べば決して理解することは難しくありません。まずは心理学の基礎知識や研究方法の修得によって情報収集力や分析力を養い、積極的に課題に取り組む主体性を伸ばしていきます。他者とかかわり協働する力や問題解決力も身につきます。
point
02
主体的な授業・実習で
「知識」を「実践」に
複雑で移ろいやすい「こころ」のメカニズムを理解するには、ただ単に知識を増やすだけでは十分ではありません。心理学科では修得した「知識」を効果的な「実践」につなげるために、少人数のゼミ形式の授業や実習形式の科目を用意しています。自分の考えを発信する、体験的に学ぶといった機会を通じて、将来の仕事や日常生活に役立つ知見を獲得します。
point
03
「こころ」の問題に
効果的にアプローチ
心理学科では心理学という学問領域を多面的にとらえ、自分の興味や関心に応じて柔軟に学べるカリキュラムを編成しています。多彩な科目履修により総合力が備わることで、現代のさまざまな問題に心理学の知見を生かしてアプローチする力が身につきます。とりわけ「こころ」をめぐる問題に精通することで、他者を支える「援助力」が芽生えます。
心理学科で公認心理師・臨床心理士を目指す
心理学類(現 心理学科)4年
N.T.さん
コロナ禍で自殺率が増えているという報道を見て、心理学を学んで人の役に立つことを意識。大学院へ進んで資格を取得したいと思い、コマジョへ入学しました。ゼミでは心理的アセスメントを学んで自身の思考の偏りに気づき、「心理実習」では心理職として働くことの意義を考えました。心理学検定特1級を取得したことも大学院進学に向けた自信に。公認心理師・臨床心理士となって子どもたちの支援に携わりたいです。
私だけの学びの深め方
Step.1
レポートの書き方や文献の探し方などを教わる「基礎ゼミ」。クラス担任が心理学科の先生なので、必要となるテキストなど大学院まで視野に入れた学修の進め方についてアドバイスを受けられました。
Step.2
2年次以降は「感情・人格心理学」「司法・犯罪心理学」「心理学実験」など専門的な内容を学んでいきます。高度な内容に必死についていく一方で、心理学という学問の楽しさにも気づいていきました。
Step.3
いじめについて研究したかったので、「心理学ゼミ」で先生と相談して「いじめの傍観者」にテーマを絞り込みました。インタビュー調査などさまざまな準備をしながら、卒業論文の執筆に取り組んでいます。
高校生に向けて先生からのアドバイス
心理学の知見と技術を体験的に学び自己や他者の心をより深く理解する
人間関係をより充実したものにするためには、お互いの心の状態についてよく理解しようとすることがだいじです。そして、その理解に至るためには、相手の話をよく聴き、その内容について論理的に考え、適切な質問をする、といった相互的なやりとりを重ねていくことが求められます。心理学科では、実験やロールプレイといった体験的な学びを通して、自他の心を理解するための力を体験的に身につけていくことができます。心理学科で、よりよい人間関係を共に創っていきませんか?
依田 尚也 先生