4年間の学び

1段階的に学修を深め
「こころ」を理解する

心理学はその長い歴史のなかで、領域が広くかつ奥深い学問分野として発展してきました。しかし段階的に学べば決して理解することは難しくありません。まずは心理学の基礎知識や研究方法の修得によって情報収集力や分析力を養い、積極的に課題に取り組む主体性を伸ばしていきます。他者とかかわり協働する力や問題解決力も身につきます。

2主体的な授業・実習で
「知識」を「実践」に

複雑で移ろいやすい「こころ」のメカニズムを理解するには、ただ単に知識を増やすだけでは十分ではありません。心理学科では修得した「知識」を効果的な「実践」につなげるために、少人数のゼミ形式の授業や実習形式の科目を用意しています。自分の考えを発信する、体験的に学ぶといった機会を通じて、将来の仕事や日常生活に役立つ知見を獲得します。

3「こころ」の問題に
効果的にアプローチ

心理学科では心理学という学問領域を多面的にとらえ、自分の興味や関心に応じて柔軟に学べるカリキュラムを編成しています。多彩な科目履修により総合力が備わることで、現代のさまざまな問題に心理学の知見を生かしてアプローチする力が身につきます。とりわけ「こころ」をめぐる問題に精通することで、他者を支える「援助力」が芽生えます。

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カリキュラムへ

KOMAJOの実践的な学び 〜education & support〜

1正確な実験の手続きや進め方を理解し主体的に学び、考える力を涵養する

実習や演習を通した体験的な心理学の学びによって、主体的・実践的に学修する力を身につけていくのが心理学実験です。実習は心理学実習室で行い、人の感覚や知覚、記憶の領域を確認するなどの基礎的実験を行ったうえで、問題を設定する、仮説を立てる、実験に向けた手続きを行うといった、一連の心理学実験の進め方を身につけていきます。特に実験法に要求される正確な手続きを理解し、技術として会得することを重視しています。また実験で収集した資料を整理して統計的分析を行い、実験レポートを作成する力も磨いていきます。

正確な実験の手続きや進め方を理解し主体的に学び、考える力を涵養する

2大学での学びの成果を確認する「心理学検定」をサポート

「心理学検定」(一般社団法人 日本心理学諸学会連合)とは、心理学の基礎知識がどのくらい身についているかを試す全国共通の検定試験です。受験科目の合格数に応じて2級から特1級までの「級」が認定されるので、自分の心理学の実力を証明することができます。心理学検定は、大学での学修のモチベーションを高めるとともに、就職や大学院への進学にも役立つことから、本学では検定合格をサポートするための勉強会を実施しています。

大学での学びの成果を確認する「心理学検定」をサポート

3教育から福祉、産業分野まで広く活躍。学びはもちろん資格取得も多面的に支援

学校や自治体の公的施設から保健医療の現場、企業の従業員サポートまで、心理学の学びにはその知識を生かせるさまざまなフィールドが広がっています。高度な専門職としてはこれまで「臨床心理士」が代表格でしたが、2018年には新たな国家資格として「公認心理師」が創設されました。本学心理学科および大学院臨床心理学専攻では、公認心理師の養成カリキュラムに対応した教育体制を整えており、大学院進学によって臨床心理士と公認心理師のダブル取得も可能です。もちろん心理学科での学びもこのようなカリキュラムによりさらに深まります。

  • 教育から福祉、産業分野まで広く活躍。学びはもちろん資格取得も多面的に支援
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COLUMN

心理療法のアプローチを学ぶ

心理療法にはさまざまなアプローチがあります。その一つとして現在、世界的に用いられているのが認知行動療法です。心理学科の授業には、認知行動療法の基本的な理論と技法について学んだうえで、認知行動アプローチによる心理的問題の理解の仕方、問題の介入のための技法を紹介するものがあります。

心理療法のアプローチを学ぶ