【授業紹介】 「映像デザイン」「映像デザイン実習」を終えて

3年 鈴木智子

CGの授業では、これまでに静止画、CGアニメーション、実写映像にCGを融合させたアニメーション、自由課題と4つの課題に挑戦しました。
実写映像にCGを融合させたアニメーションでは、前期に撮影した動画に、後期に制作したCGアニメーションを合成しました。動画を撮っているときはテーブルの上に合成する物はないので、こんな風に仕上げられたらいいなという程度の考えで演技していました。CGアニメーションを付けて、私の演技がここまでしっくりと意味のある行動に変わったことに驚き、感動しました。
スプーンやフォークに周りの風景が映っていたり、テーブルに同じ形の見えないCGの板を置いて物の影が落ちるようにしたり、ちょっとしたところにもたくさんの工夫が詰まっているのでじっくり見ていただけたらと思います。

自由課題では、今までの集大成として前期に作った静止画を素材にしてアニメーションを制作しました。最初に静止画を作ったときは、まさか動かすとは思っていなかったのですが、いつかアニメーションにしたいなと思っていたので、自由課題としてそれが実現して嬉しかったです。

おまけとして、リンゴの木をつかって立体視するステレオ静止画も作りました。赤青眼鏡でみるとリンゴが浮き出て見えます。
私は映画館で見る3D映画はあまり好きではなく、目がちかちかするし、興味はあまりなかったのですが、この作品を作ってリンゴが浮き出ているのを見て、今度は3Dアニメーションを作ってみたいと思いました。

CGの授業と並行して、前期から引き続いていたストップモーションアニメーションを完成させました。
水の中のシーンではビーズを泡として使いました。小さなビーズを少しずつ動かしていく作業はたいへんでしたが、水の中にいる感じが少しでもでるようにがんばりました。このシーンでいちばんこだわったのは魚の動きです。魚のくねくねした動きを出せるようにビーズで魚を作って動かしました。
2枚のガラスを使って、下のガラスに海草になる布を置いて動かし、上のガラスで人形を動かしたので、そんなところも見てもらえたら嬉しいです。音付けや編集は、先生にアドバイスをいただきながら行いました。音を入れるだけですごい落ち方をした!とか、強そう!とか、アニメーションがだんだん分かりやすくなっていき、音をつける作業もとても楽しかったです。

最終的にはDVDにしてパッケージも作りました。
自分の作品を、画面で見るだけでなく、手に取ることができるというのはすごく感動的です。

この1年間、いろいろなアニメーションを作ってたくさんの経験をしました。まだまだこうしたい!と思うところもありましたが、この授業でしたことすべてが貴重なことでした。 この授業で得たことを将来の仕事で生かしていくことができたらいいなと思います。

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2013/07/18 【授業紹介】「映像デザイン」「映像デザイン実習」

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