002: 住空間デザイン学科・佐藤勉准教授が「住まいの環境デザイン・アワード2014」で環境デザイン優秀賞を受賞しました。

  • 「桜時(さくらどき)」外観
    「桜時(さくらどき)」外観

今回で7回目の開催を迎える「住まいの環境デザイン・アワード」(東京ガス株式会社主催)では、“人と環境と住空間デザインとの真の融合”をテーマに、これからの住まいのあり方を示唆する良質なデザインの住宅を表彰します。今年は全国から198点の応募があり、佐藤准教授が建築家・須藤慶一氏と共同設計した住宅「桜時(さくらどき)」が同アワードの環境デザイン優秀賞を受賞しました。

「桜時(さくらどき)」は昨年春に竣工した佐藤先生の自邸です。敷地向かいにひろがる桜並木の眺望に配慮しています。桜の開花は、「時」の移り変わりや儚さを教えてくれます。日々のくらしのさまざまな「時」に気付き、衣服が衣替えやお下がりを受け継いでいくように、季節やくらしの変化に応じて適切に更新できる家を設計しました。

  • 住宅と周辺環境の関係を表現した断面パース
    住宅と周辺環境の関係を表現した断面パース

佐藤先生は、住宅を中心に建築・インテリアのデザインを専門として活動しています。昨年度は大東建託株式会社主催の「第1回大東建託 賃貸住宅コンペ2013 風景をつくる賃貸住宅 ―都市郊外の街並みを変える新しいかたち―」において、賃貸住宅の設計提案が入賞しました。また今年度は学生の提案でマンションの部屋をリノベーションする産学連携プロジェクト「コマジョリノベ」を担当しました。

  • 「桜時(さくらどき)」プレゼンテーションシート
    「桜時(さくらどき)」プレゼンテーションシート
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(以下、住まいの環境デザイン・アワード2014開催概要より抜粋)


地球温暖化を防止し、持続可能な社会を実現していくためには、日々の生活を営む場である住宅と、そこでの人々の暮らしのあり方を、新たな視点から見つめ直していくことが必要となっています。また、成熟した都市居住環境のなかで真に豊かな生活を実現させるために、住まい手に心身ともに安らぎを与え、家族や地域の絆を育む住環境や住まいが求められています。

審査基準は『人と環境と住空間デザインとの真の融合』をテーマとし、下記のようなポイントを目安に、総合的にバランスのとれた住宅を選定します。

  1. 周辺環境や地域との調和を図りつつ、居住者に生理的・心理的な快適と、健康、安心を提供する居住計画・空間デザインの新しい提案
  2. 都市生活において、家族間や近隣との豊かな人間関係を育むような住空間の新しい提案
  3. 長期間の使用に耐える持続可能性を備え、建設時から運用、解体までのライフサイクルを通して環境負荷を低減するような、素材・工法の選択と使い方の工夫
  4. 省エネ性の高い設備機器の選択と使い方の工夫
  5. 居住者が、積極的に環境負荷の低減に取り組むような設計や、暮らし方の提案
  6. 実生活における設計提案の実現レベルと、生活者の満足度

(以上)

参照:住まいの環境デザイン・アワード2014 HP
受賞作品紹介
http://www.gas-efhome.jp/past/2014/index.html

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