住空間ecoデザインコンペティションで3年生の澤田さんの「オヤコメセン」が入賞しました!
2016/10/14
2016年度前期3年のインテリアデザインI授業で毎年取り組んでいる「住空間ecoデザインコンペティション-Real Size Thinking-」(大阪ガス株式会社、クリナップ株式会社、積水ハウス株式会社 他協賛)で、2次審査に進んだ学生が見事入賞を果たしました!
授業では、自由が丘に実在するカフェの店舗空間を基に、飲食店のテーマを各自が設定し、インテリアデザインに取り組みました。飲食店舗の企画・設計と、ecoデザインコンペで要求されたエコロジーへの配慮や人々のコミュニケーションを促す仕掛けを、同時に考える課題です。協賛企業賞を授賞した澤田さんの提案は、ベビーカーを使用するお母さん達が利用しやすく、子供と大人が自然と目線を揃えることができるカフェ空間をデザインした「オヤコメセン」という作品です。
今年は3名の学生が2次審査に進みました。学外実習(インターンシップ)などがある忙しい夏季休業中の合間を縫って案を改善し、プレゼンパネルおよび縮尺1/10の詳細模型を制作しました。9月上旬の2次審査会では、建築家や大学教授、協賛企業の担当者による大勢の審査員の前で、発表と質疑応答が行われました。
建築を学ぶ他大学生や大学院生らと競い合った結果、協賛企業のクリナップ株式会社から「クリナップ賞」を受賞しました。11月中旬に大阪で行われる最終審査会には澤田さんも招待され、授賞式が行われることになりました。
デザインコンペに参加することは、授業以外にも情報を集めたり作品制作を進めたりすることで、通常の課題以上に時間や労力も必要かもしれません。しかし自分の考えが社会にどのくらい通用するかを試すことができる、大変貴重な機会にもなります。コンペの終了後に公開される、他大学生の入賞作品や審査員の方々の講評文などを通して、大変多くのことを学び、計り知れない成果を得ることができるのです。
住空間デザイン学科全体で取り組む産学連携課題「コマジョリノベ」をはじめ、社会とつながるデザインコンペなどのさまざまな取り組みを、これからも積極的に進めていきます。
住空間デザイン学科准教授 佐藤 勉
審査員の先生方からの質疑に応える澤田さん審査会後の懇親会で、クリナップ(株)島崎氏から
3人の学生へコメントをいただきました。
学生コメント 住空間デザイン学科3年 澤田 朱里
- 大人が椅子に座ってもベビーカーの子供との目線の高さが合うことはそうありません。目線の高さを近くにすることで、互いに自然に向かい合って安心感がうまれ、よりコミュニケーションが取れるのではないかと考え、私は目線を近くに感じるデザイン「オヤコメセン」を提案しました。
二次審査のコンペティションでは、学校でプレゼンをするのとは全く違い、大勢の方々の前で緊張しましたが、審査員の方々から気が付かなかった点や御意見を頂き、勉強になりました。アイデアを練り直すなど大変なことは多々ありましたが、企業賞を頂き自分のデザインが評価されたことをとても嬉しく思います。大変貴重な経験をさせて頂きました。
コンペの詳細はこちらからご覧いただけます。
住空間ecoデザインコンペティション REAL SIZE THINKING 2016 ウェブサイト