国際文化学科学生の休暇の過ごし方 No. 2 —世界の課題に真剣に取り組んだ12日間—

国際文化学科2年の大庭幸さんは、2月下旬から、国際協力機構JICA地球ひろばが実施している「ジュニア地球案内人プログラム」に参加しました。このプログラムは、JICA地球ひろばの展示を解説する「地球案内人」の業務体験、国際交流に実際に関わっている人たちとの交流などを通じて、大学生に国際協力を考えてもらうことを目的とした体験型プログラムです。

このプログラムの最後には、参加大学生によるプレゼンテーションとワークショップが公開で行われます。今年は3月3日に開催され、「考えよう、伝えよう、アフリカのためにできること」がテーマでした。

発表のトップで、アフリカの民族衣装を着て登場した大庭さんは、ゲームをしながら楽しくアフリカを学んでもらおうという手法で、明るくプレゼンテーションをしていました。プレゼンテーションの準備では、大学も学年も専門も異なり、しかも国際協力についてそれぞれ熱い思いがある仲間と企画内容について意見をぶつけ合い、前日まで議論を重ねたということでした。

  • プレゼンテーションをする大庭さん
    プレゼンテーションをする大庭さん

後日、大庭さんにプログラムに参加した後の気持ちを聞いてみました。

大庭さん談:

今後はゼミを中心にプログラムで学んだこと・感じたことを発表し、ゼミ生と一緒に「大学生ができる国際協力」を考え、さらに視野を広げ私達ができる身近な国際協力を模索していきたいです。そして何よりもこのプログラムで出会った素晴らしい仲間達と共に互いの夢に向けて日々切磋琢磨していきたいと思っています。

実は、このプログラムには2011年と2012年夏に国際文化学科2年の土屋璃香さんと1年の加藤美帆さんが参加しています。加藤さんも「このプログラムに参加した当初、私は国際協力に関して詳しい知識も経験もなく不安でいっぱいでした。でもいろいろな方々の意見や経験にふれ、自分の視野が広がり、成長できたと感じています。このようなプログラムに参加し、素敵な職員さんや仲間に出会えたこと、とても貴重な経験ができたことを嬉しく思います。」という感想を寄せてくれています。

  • 前列中央が加藤さんです
    前列中央が加藤さんです

3人とも、書類審査の難関を突破してこのプログラムに参加しました。途上国支援に関心のある皆さんには是非お勧めしたいプログラムです。

国際文化学科教授 臼井 実稲子

教員の声 :新着投稿