新入生の皆様へ~教員からのメッセージ~

ご入学おめでとうございます!
4月、本来ならば新緑がまぶしいキャンパスで皆さんをお迎えしているはずでしたが、今年はかつてない困難に見舞われ、誰もが不安な気持ちを抱えている状況だと思います。しかし、このような時だからこそ、心理学類として新入生の皆さんをしっかりと支えていきたいと思っています。そこでまずは、教員から皆さんに向けてメッセージをお送りすることにしました。
これを読んで、皆さんが「大学生になったんだ!」という実感をもち、「コマジョで心理学を学ぶんだ!」というモチベーションを少しでも高められてもらえれば、と願っています。


松岡 努(心理学類長)

ご入学おめでとうございます。新しい門出に際していきなりの足止めで、さぞかし困惑していることと思います。9年前の震災のときもそうでしたが、当たり前のことが、実はそれほど当たり前ではないということに気づかされる機会ともいえます。先行きの不安があるのは当然と思いますが、今しばらくは家で待機しながら、このようなときだからこそ、ホコリをかぶっていた本をじっくりと読むなど、賢く時間を使ってください。

明田川 紀彦

「コンピュータ演習」や「基礎ゼミ」といった1年生の教養科目を主に担当しています。また、心理学類では教務委員もしていますので、時間割の相談など新入生のみなさんにとって顔を合わせる機会が多いです。履修の相談にものりますので、積極的に声をかけてください。今は大変な時期ではありますが、みなさんの若い力、新しいアイデアを発揮して、こうしたピンチをチャンスに変えましょう!みなさんに会える日を楽しみに待っています。

綾城 初穂

先のことが分からないと不安になりますよね。何も手がつかないのも不思議なことではありません。私はこういう時はマンガを読みます(なぜか映画や本だと気が散ってしまうんですよね)。皆さんにも自分だけのリラックス法があると思います。色々と試されてみてください。

石津 和子

授業では「感情・人格心理学」「産業・組織心理学」などを担当しています。専門は臨床心理学で、特に働くひとのメンタルヘルスや学生の皆さんのキャリア構築に関心をもっています。大学4年間は社会に出る前の大切な準備期間です。このようなスタートになってしまい、また先の読めない状況ではありますが、教員も準備を進めてまいります。
しっかり学び、素敵な社会人になってください。皆さんとお目にかかれる日を楽しみにしています。

糟谷 惠次

私が大学の門をくぐったのは1972年の春、学生運動の嵐がおさまりきらないなか、正門横の狭い通用門から警備員さんに学生証をかざしながらの入構であったのを今でも鮮明に記憶しています。みなさんが迎えているこの春は、そんな私の遠い春とは比べようのない厳しい困難でみなさんを試しています。大学で過ごすこの四年間、学問やさまざまな経験を通じ、強くしなやかな自分を鍛え上げる準備を心がけてください。
教員、職員のひとりひとりが皆さんとの交流を心待ちにしています。ご入学、おめでとう。

須藤 明

新入生のみなさん,いかがお過ごしですか。みなさんと会えるのを心待ちにしていましたが,コロナという正体不明の見えない敵が邪魔をしているため,先延ばしになってしまいました(残念,そしてコロナ憎し)。外出もままならない日々を送るというのはとてもストレスフルではありますけど,気持ちを切り替えて,小説を読んだり,DVDを観たりして過ごしてはどうでしょうか。そうそう,自己紹介が遅れましたね。私の専門は犯罪心理学で,これまでいろいろな事件の心理鑑定を行ってきました。時間があるときにでも,Googleで私の名前を検索すると,いろいろと出てくると思います。では,くれぐれも体調管理に留意し,大学再開時には元気な顔を見せてください。

藤川 麗

私の専門は、臨床心理学とコミュニティ心理学です。心のケアが必要な当人だけではなく、家族や学校など、その人と関係する周囲の人々や組織、さまざまな援助職の人と心理職が連携してサポートをするためにはどのようにするのが良いかについて研究しています。今の社会の状況では、日常的な関係の中でのお互いのサポートや、色々な人の立場について想像することがとても求められますね。皆さん自身も、入学までの期間、日常的な場面で、自分がどのようにしたら人の支えになれるかと考え・行動していただければと思います。授業でお会いするときを楽しみにしております。

藤城有美子

専門は臨床心理学です。無意識の心の働きとメンタルヘルスが2本柱です。心理職の職業的発達なども関心テーマです。皆さんとは臨床心理学概論、心理療法論Ⅱ、公認心理師の職責、関係行政論、心理学ゼミ等でご一緒します。最近では、コロナ疲れ、コロナうつという言葉も聞かれるようになってきましたね。この大変なときだからこそ、こころとからだと社会のつながりを大切に、丁寧に考えていればと思っています。学校再開時にお目にかかりましょう!

冨士原 光洋

ご入学おめでとうございます。心理学の入門科目や研究方法についての科目を担当しています。研究分野は認知心理学です。いろいろなメディアで報道されているように、今は何をするにも健康と安全のために細心の配慮と工夫が必要です。各種の制約で苦労が多い大学生活のスタートになりましたが、皆さんがこれを乗り越えて充実した大学生活を送る力を持っていると信じています。わかり易く、楽しく学びましょう。

保坂 律子

駒女で20年、成人式(!)を迎えました。専門は中国語、対照言語学です。授業では中国文化関連科目、「基礎ゼミ」、「言葉と心理」も担当しています。今、みなさんは自由な外出もままならず、不安な気持ちを抱えているかもしれません。でも「心はずむ、楽しい駒女ライフ」を思いっきりイメージして授業開始を待っていて下さい。皆さんとお会いできる日を心から楽しみにしています。

丸山 慎

「心理学入門Ⅰ」、「発達心理学」等の科目を担当しています。人間の発達や認知、そして音楽(アート)に関する心理学にも興味があります。本来ならば、この時期、すでに皆さんと授業でお会いしているはずだったのですが、思わぬ事態に心を痛めています。皆さんの不安も大きいことと思いますが、今、私たちの周囲で起こっていることを冷静に見つめ、自己管理をしっかりすることで、「胆力=動じない心」を練ることができると思います。この困難な体験を経て強くなった皆さんと笑顔でお会いできることを何より楽しみにしています(こんな時だからこそ、家でお気に入りの音楽に身をゆだねてリラックスする、これも心理学です!)。

米金孝雄

ご入学おめでとうございます。「フランス語」「基礎ゼミ」「言葉と心理」等の授業を担当しています。専門は、フランス言語学・教授法・文化論です。フランスやイタリアの友人たちから刻々と変化する現在の危機的な状況が伝えられ、不安を感じる毎日です。早く、新型コロナが終息して、皆様とお会いできる日を楽しみにしています。それまで、十分に気を付けながら入学準備をして下さい。


心理学類の教員紹介は大学ホームページにも掲載されています。あわせてチェックしてみてください!

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