日本文化の体験授業〈煎茶のおもてなし〉
2014/08/19
日本文化学科では、前期の授業「現代日本文化研究Ⅰ」の実践編として「煎茶道」に挑戦しました。キャンパス中央に位置する本学の日本庭園には、稲城の湧水をたたえた「玲瓏(れいろう)の池」が広がっています。その水辺に静かにたたずむ和室研修施設の「照心館(しょうしんかん)」。
当日は煎茶の心構え、淹れ方、お出しする作法、和菓子のいただき方など、まずは煎茶作法が記されたテキストを中心に講義が行われ、その後、実際に基本動作を確認しながら煎茶を淹れ、お互いに作法の知識を体験的に学びました。
たとえば、あなたは和菓子を懐紙にのせてお客様にお出しできますか?また懐紙の折り方にはどのような意味があるのかをご存じでしょうか?
日本文化学科では、伝統的な日本文化のマナーや慣習などについても、日本人の大切な教養として学びます。2020年の東京オリンピックを前に、日本の伝統文化である“おもてなし”を学問として研究し、かつ体験的に学習することは、これからの時代、一層大切なことになるでしょう。
(日本文化学科 千葉 公慈)