国際文化学科の授業 〜教員による授業紹介〜 No. 4 新しい科目「旅行法規Ⅱ」

観光文化コース 國分 浩

「旅行法規Ⅱ」とはどんな授業?

今回新たに開講する「旅行法規Ⅱ」は、「旅行法規Ⅰ」の受講者の中で毎年9月に実施される「国内旅行業務取扱管理者」国家試験を受験する人をサポートする受験対策の授業です。
受験科目には、① 旅行業法 ② 旅行業約款及び運送・宿泊約款 ③ 国内旅行実務があり、各科目が100点満点で、それぞれ60点以上を取れば合格となります。

したがって、新設される「旅行法規Ⅱ」では、出題の2/3を占める「旅行業法」「旅行業約款」を重点的に学習します。
「旅行法規I」で学んだことを前提に、「旅行法規Ⅱ」の毎回の授業では過去の出題問題から「覚えるポイント」のアドバイスや「理解度チェック」のテストを行います。

「旅行業務取扱管理者」とはどんな人?

旅行会社では、全ての支店・営業所に最低1名の「旅行業務取扱管理者」を配置しなければなりません。(国内のみを取扱う場合は「国内旅行取扱管理者」、海外も取扱う場合は「総合旅行取扱管理者」を配置します。)
旅行業に就職希望の人には、是非ともこの資格を取得することをお勧めします。もちろん、資格がなくても就職はできますが、取得していれば採用の際に有利であることは間違いありません。

「旅行業法」と「旅行業約款(やっかん)」とはどう違う?

「旅行法規」は「旅行業法」と「旅行業約款」に分類され、前者は旅行業者に対する法律であり、これに違反すると旅行業登録の抹消や刑事罰が課せられます。また、後者は旅行者との契約であり、違反した場合は損害賠償の対象となります。

まずは、2年生で「国内旅行業務取扱管理者」資格を取得することを目標に、「旅行法規Ⅰ」を1年後期に、「旅行法規Ⅱ」を2年前期に受講して、9月実施の国家試験に備えましょう。

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