2016年度 海外留学便り No. 3
2016/10/28
国際文化学科2年 渡邉 友里亜
ビクトリア大学付属の語学学校に通い始めてから、早くも2か月半が経とうとしています。時間の経過をとても早く感じます。長いと思っていた6か月も、折り返しの3か月が目前に迫っていることを思うと短く感じ、焦りを覚えます。
私の住んでいるメルボルンは「1日の中に四季がある」とよく言われ、天気が変わりやすいことで有名です。朝晩と日中の気温差が激しく、晴れていても急に雨が降ってくることが多くあります。そのためどんな天候にも備えられるように、必要に応じて脱ぎ着できる服と傘を持ち歩くことが必須となります。
そして様々なバックグラウンドを持つ人が集まっている都市であるため、街中ではいろいろな国の言語が飛び交い、またレストランもバラエティーに富んでいます。週に数回クラスメートとそれぞれの母国料理を食べに行って食文化を紹介し合あうなど、楽しい時間を過ごしながら英語以外にも日本とは異なる文化や時には言語も学んでいます。
学校はお昼休憩をはさみ、9時半から3時半までです。授業ではグラマーとスピーキングを中心にリーディング、リスニング、ライティングを学んでいます。はじめは授業中に分からない単語があると、すぐにその場で辞書を使って意味を日本語で理解していました。ですが今はそのスタイルをやめ、まずはクラスメートに聞き、次に先生に質問するという方法に変え、家での学習時間のみ辞書を使うようにしています。少しでも多く英語を使うことを心がけ、さらに意味を英語で理解するように努めています。類義語の学習にもなり、1つの単語を別の単語を使って説明する力もつきより勉強になっていると感じます。
正しい文法で話そうと意識しすぎて言葉に詰まる私に、もっと気軽に単語を並べるだけで良いからと先生がアドバイスをしてくださったおかげで、以前より積極的に発言できるようになりました。間違った表現を直して教えてもらえることが安心につながり、今では授業中に間違いを恐れることも、質問に躊躇することもなくなり、とても勉強しやすい環境をつくることができています。
今もっとも難しく感じるのはリスニングとスピーキングです。母国語の違いにより発音の仕方に特徴があるように感じます。お互いが認識している発音に若干の違いがあるため、同じ単語でも発音が違って聞こえ、簡単な単語ですら聞き取るのが大変なことがあります。一回で聞き取る力と、正しい発音を身につけられるよう努力し、オーストラリアでの貴重な時間を無駄に使うことなく有意義に過ごしたいと思っています。