日本航空の客室乗務員として活躍する井上陽子さん —2009年3月卒業—

私は2009年に駒沢女子大学を卒業し、自動車メーカーのショールームに4年半勤務した後、現在は日本航空で客室乗務員として働いております。

大学1・2年次は英語やフランス語の授業に力を注ぎ、3・4年次はゼミに力を入れて取り組みました。井戸桂子先生のゼミでは比較文化を学び、ゼミの皆で協力して学期末の合同発表会に臨んでいたことや、学園祭で具材たっぷりの豚汁を大きな鍋で作ったことが印象的な思い出です。ゼミ生は仲が良く卒業後も連絡を取り合っているので、ここで出来た絆は一生ものだと思います。

卒業後に入社した自動車メーカーのショールームでは、製品説明やロボットの操作、トークショーや式典の司会など様々な経験をさせていただきました。お客さまはもちろんのこと、仲間にも感謝の気持ちを持つことを大切にして働いていました。転職を考えた際も、感謝の気持ちを忘れず、今まで経験してきたことが活かせる企業で働きたいと考えておりました。

人と接すること、旅をすること、乗り物が好きな私にとって客室乗務員という仕事は憧れの職業でした。そのため、日本航空から内定のお知らせをいただいたときの喜びは本当に大きなものでした。

入社して感じたことは、客室乗務員はサービスだけではなく、思っていた以上に保安要員として大切な役割を果たしているということです。保安要員としての知識も、いざという時のために訓練でしっかりと身につけ、お客さまの安全を第一に考えてフライトをしています。

また、サービスに正解はないので、お客さまに喜んでいただくために、勉強の毎日です。覚えることも多くて、大変だなと思うこともありますが、お客さまや仲間から「ありがとう」と言われると、やりがいを感じ、非常に励みになります。

ご旅行の方、お仕事の方、冠婚葬祭や、受験、就職活動など、お客さまは様々な思いで飛行機にお乗りになるので、皆さまに少しでもおくつろぎいただいて、機内での時間が楽しい思い出となるようなサービスが出来るよう、昨日よりは今日、今日よりは明日と成長していきたいと思います。

井上 陽子

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