4年間の学び
1基本・伝統・現代・国際の
4本の学びの柱
ユニークで多様な日本の文化。総合的に学ぶために国際日本学科では4本の学びの柱を設定しました。それらは、文化とコミュニケーションの基礎を学ぶ「基本科目」、古くから伝わる文学や伝統文化を学ぶ「伝統日本研究科目」、現代の日本語、日本文学、日本文化を深く学ぶ「現代日本研究科目」、国際的な視野から日本を見つめ日本を世界に発信していくコミュニケーション力を養う「国際日本研究科目」です。
2国際日本学の学修方法の
基礎を学ぶワークショップ
「国際日本学ワークショップ」は、体験型学習科目です。学問として1つのテーマを調査し、考察する方法を身につけるため、個人やグループでの基礎的な調査、資料作り、発表および他者評価・自己評価という手順に従いさまざまな方法を学びます。好奇心の赴くまま自由に自分で考え自分で答えを見つけるためのスキルを手に入れましょう。
3思考をデザインし
実践力を身につける
「国際日本学ゼミ」
3・4年次になると、国際日本に関する幅広い分野の中から自分のテーマをえらび、「国際日本学ゼミ」に所属して研究を進めます。テーマに関係する文献の読解や独自の調査を踏まえて、自分ならではの創造的なアイデアをデザインします。物事を客観的に判断する力や社会に参画するための実践力を身につけます。
KOMAJOの実践的な学び 〜education & support〜
1多様な授業方法(PBLやワークショップなど)により情報発信する力を鍛える
日本文化の魅力を学ぶとともに、それに関する自分の考えをわかりやすく表現する能力を身につけることを一つの目標にしています。「日本語表現ⅠⅡ」は、教養科目「言語表現演習」に関連し、自分の考えを論理的に整理した上で、文章にまとめる練習をします。「国際日本学ワークショップⅠ~Ⅳ」ではPBLやワークショップ形式に則り、ディスカッションや発表など、相手に自分の主張を正しく伝える能力を磨いていきます。情報発信力を高めることは社会において広く役立つことでしょう。
2学修成果を世界に広め、多様な人と共生する体験
国際日本研究科目には、多文化の現状と課題、コミュニケーション能力を修得するための「多文化共生論」「国際教育論」や異文化を受け入れた上で日本文化を海外に発信する手助けとなる「英語で日本文化」「英語でボランティア」などがあります。「ジャパン・スタディ」は日本特有の文物や事象を英語ではどのようにとらえるか実践的に学ぶことができます。
3現代の身近なカルチャーも学びの対象
現代日本研究科目には「ポピュラーカルチャー論」「デジタル文化論」「現代日本の音楽と映像文化」などマンガ、アニメ、デジタルテクノロジー、芸能など現代の日本文化について考察する科目があります。日々変化していく現代的事象は、日本文化の本質に根差す変革ととらえるべきか、それとも一時の流行なのか、深く考えていきます。
PICK UP
卒業論文とゼミ論文
3年生になるとゼミに所属します。それぞれの興味関心にしたがって、自分のテーマを見つけて研究します。
その成果は4年生の卒業論文やゼミ論文として結実します。
テーマの例
- 「をかし」から「おかしい」へ ー日本語の変遷についてー
- 徳川家斉政権期における「大奥」の存在形態
- 日本の説話文学における「狐」の諸相
- 夏目漱石『坊っちゃん』における語りの構造 など