稲城市との地域連携活動として石造物調査を行いました

本学の博物館学芸員養成課程担当教員と履修生の有志は、東京都稲城市の文化財調査員・調査補助員として文化財調査に携わるなど、さまざまな地域連携の取り組みを行っています。

現在は令和5年度からの継続事業として、稲城市指定文化財である「旧報恩寺の文化財」の追加資料を調査しています。報恩寺とは現在の稲城駅近くにかつて存在した黄檗宗の寺院で、明治時代に廃寺となりました。ただし、失われた報恩寺が所有していた文化財の一部は今に伝わっており、稲城駅の側にある天台宗の常楽寺にも、もとは報恩寺にあった石造物がいくつか残されています。

2025年10月23日(木)、稲城市の文化財担当の職員の方々とともに、これらの石造物の調査を実施しました。この日の調査では、刻まれている文字が判読できない石造物について、拓本を取る作業を行いました。拓本とは石造物の文字に紙をあて、墨を使って文字を写し取る方法です。履修生たちは慣れない拓本に悪戦苦闘しながらも、これらの作業は順調に進み、すべての文字を判読することができました。

こうした旧報恩寺関係資料調査の成果は、令和8年度に稲城市文化財調査報告書としてまとめる予定です。刊行され次第、あらためてホームページでも紹介します。

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