第5回オープンキャンパス(8月2日) 午前 イメージを表現する「針金アニメ」 午後 イメージを表現する「デジタルアニメ」
2014/08/20
オープンキャンパスにお越しくださり、ありがとうございました。
午前
アニメーションの作り方には、大きく分けて2つの手法があります。キャラクターを直感的に少しずつ変化させながら撮影を進めていく「ストレート・アヘッド」と、ポーズとポーズの中間を作り込む「ポーズ・トゥ・ポーズ」です。午前中の体験授業では、砂を敷いた箱を浜辺に見立てて、参加者が色とりどりの針金で作ったキャラクターをコマ撮りしました。このようなアニメーションは、おもに「ストレート・アヘッド」手法で制作されます。
午後
午後の体験授業では、コンピューターを使って「デジタルアニメ」を作りました。コンピューター・アニメーションは「ポーズ・トゥ・ポーズ」が基本です。ただし、ポーズとポーズの間の絵をすべて描く必要はありません。コンピューターが自動的に作ってくれるのです。今回は、各自の描いたキャラクターを画面上で「移動」させてみました。「回転」を加えると、キャラクターは回転しながら移動します。「拡大」や「縮小」を加えると、キャラクターは大きくなったり小さくなったりしながら、画面を自在に動きます。
みんなで作るアニメーション制作は楽しい雰囲気のなかで行われました。参加のみなさまはどう感じられたでしょうか。アシスタントの在学生たちとのやり取りから生まれる、意外な動きやおかしな動きを発見し満喫することができたでしょうか。私たちは、日々このような体験を通して、将来きっと力になる多くの学びを身につけています。
アシスタントの在学生たちから、以下のコメントが寄せられました。
- 何回も来てくれている高校生が多かったと思います。1回だけではなく、何回も来てくれるということはメディア表現学科にとても興味を持ってくれたということだと思います。次回もキャンパススタッフをするので、そのときに駒女についてまた聞いてみたいと思います。(赤松令菜 2年)
- オープンキャンパスのお手伝い、すごく良い経験になりました。
来ていただいた高校生の方とあまり長くお話できなかったのですが、少しお話をしてみて、自分と趣味が同じだったりする生徒さんが何人かいたので嬉しかったです。デジタルアニメの体験授業では、絵を描くのが苦手な方がいて少し戸惑っていたので、私も苦手なのですが自分なりにアドバイスをしました。その絵が実際に動いたときはすごく喜んでくれました。この学科は絵が苦手でもだいじょうぶだということが伝わっていたらいいなと思います。
ふだんあまり高校生と話す機会がないので、すごく楽しかったです。
ありがとうございました。(金山早菜里 2年) - 午前に来てくださった保護者の方は針金アニメを見て、「どうしてあのように撮った写真が滑らかに動くのかしら」と興味を持たれていました。午後に来てくださった高校生は自分が作ったキャラクターがくるくる動いたりするのが楽しかったと言っていました。ある保護者の方は「映画やアニメーションを作ったり、この学科ではいろんなことをするんですね」とおっしゃっていました。そしてやはり、アニメーションに興味のある高校生が多かったと思います。(鈴木夏樹 2年)
- とても貴重な体験ができて楽しかったです‼
前半:針金アニメ
高校生のみなさんは、次はこう動かしたらおもしろいかも、こうなったらどうだろうなど、いろいろと考えて作っていたような印象を受けました。
後半:デジタルアニメ
ペンタブを使わない方がよかったような気がします。ペンタブを使うとこまかいところまで描いてしまい時間がなくなるうえに、描き上げたい気持ちがいっぱいで、先生のお話を聴けなくなってしまっていたように思います。自分のキャラクターが動くのが楽しくて、なんども動かし方を変えてムービープレビューをしていたのが印象的でした。(土屋美幸2年) - 午後の体験授業で私が担当した人は「アニメーションが好きなので、とっても楽しかった」と言っていました。ほかの人たちもとっても楽しそうでしたが、この人は特に楽しそうにやっていました。私がオープンキャンパスで高校生から聞いたことや実際に雰囲気から感じたことはこの程度ですが、私が少しでもお役に立てたのなら嬉しいです。(中澤友紀 2年)