004:住空間ecoデザインコンペティションの展示会&表彰式
2014/12/12
3年生3名が入賞を果たした「住空間ecoデザインコンペティション-Real Size Thinking-」の展示会が11月に新宿パークタワーで開催されました。会場には、3次審査に進んだ4組の原寸大モデルが展示されるとともに、3名が受賞した審査員特別賞や協賛企業賞の縮尺1/10模型とパネルも展示されました。
会期中には3次審査会と表彰式が行われたので、3名の学生も参加してきました。3次審査会は原寸大モデルによる白熱したプレゼンテーションとなり、残念ながら原寸大モデル制作には進めませんでしたが、大きな刺激を受けました。3次審査会終了後には表彰式が開催され、各審査員の方々より賞状と賞品をいただきました。他の3年生も大勢お祝いにかけつけ、花を添えてくれました。
そこで、いただいた賞品のことや展示会のことなどを3名の受賞者にインタビューしました。
審査員特別賞(曽我部先生賞) 作品名:「通り雨」 3年 江口 優子
- Q1 どんな賞品をいただきましたか?
- 本「Windows Scape -窓のふるまい学-」(東京工業大学 塚本由晴研究室 編)
- Q2 賞品についての感想は?
- 自分好みの本でした。写真がたくさん載っているので楽しく、デザインの参考にもなります。このような本は欲しくても金額的になかなか気軽には買えないので、本当に嬉しいです。
- Q3 審査員の方からどんな言葉をいただきましたか?
- 「“窓といえばあの人だ”と言わせるくらいの、窓のプロフェッショナルを目指しなさい。今回だけで終わらせてしまうのではなく、これを機に一つの専門分野を鍛えておけば心強い。」という言葉をいただきました。題材としてル・コルビュジエのDVDも教えていただいたので、こちらは自分で買うことを約束してきました。
- Q4 原寸大作品や自分の作品の展示を見てどうでしたか?
- 原寸大作品は単純にすごいと思いました。大きさもそうですし、ブラッシュアップしたり、自分で交渉して作成に協力してくれる方を探したりする苦労など、多々あっただろうなと感じました。また、同じだけやりがいも伝わってきて、自分の作品の原寸を見てみたかったと今回改めて思いました。
自分の作品は、やはりまだまだブラッシュアップが足りないです。しかし、自分の作品を自分の大学以外の方が見ている光景を見て、なんだかむず痒く、嬉し恥ずかしい気持ちでした。
審査員特別賞(田淵先生賞) 作品名:「安ら木の壁」 3年 立川 静香
- Q1 どんな賞品をいただきましたか?
- 本「境界-世界を変える日本の空間操作術」(監修:隈研吾)
- Q2 賞品についての感想は?
- 日本のしつらえの文化に興味があったのでとても嬉しかったです。今回私が作った『安ら木の壁』も日本特有の外でもなく、内でもない境界の提案なので参考にしたいと思います。
- Q3 審査員の方からどんな言葉をいただきましたか?
- コンビニの在り方が変わりつつある今、その重要性についてたくさんご指摘頂きました。また、コンビニという場に適したデザインのことについても細かくアドバイスして頂きました。
- Q4 原寸大作品や自分の作品の展示を見てどうでしたか?
- 原寸大の作品は迫力があり、プレゼンの時よりも素晴らしかったです。やはり、本物でなければ感じられない匂いだったり、感触だったりが作品それぞれにあり、自分の作品を実物大にはできませんでしたが、改めてこのコンペに参加して良かったなと思いました。
協賛企業賞(クリナップ賞) 作品名:「守 -ウチの寸志-」 3年 前田 真弓
- Q1 どんな賞品をいただきましたか?
- ステンレス素材の置物をいただきました。
- Q2 賞品についての感想は?
- コンペに合わせた2.4センチの立方体からお花が飛び出したようなデザインで、素材はクリナップで使われているステンレスで出来ています。見た目にも美しく、模型のように組み立てることができたので、楽しかったです。
- Q3 審査員の方からどんな言葉をいただきましたか?
- 作品を実現できるよう頑張るように、という言葉をいただきました。
- Q4 原寸大作品や自分の作品の展示を見てどうでしたか?
- 自分の作品が展示されることにより、たくさんの方に作品を見て、知っていただけることを嬉しく思います。原寸大の作品を見て、模型と同じものでもリアルサイズになると全く違う感覚だったので感動しました。リアルサイズにすることの難しさ、素晴らしさを感じました。審査員の方々にアドバイスしていただいた通り、今回のこの作品をこれからもブラッシュアップさせ、実現させたいと思っています。