「卒業研究 講評会」を開催しました
2017/02/14
大学4年間の集大成となる「卒業研究」の最終講評会を開催しました。
4年生が1年間かけて、試行錯誤を重ねながら取り組んできた研究・制作活動の成果をプレゼンテーションし、先生方からの講評が行われました。今年も建築やインテリアから家具や陶器などのものづくりまで、多彩なテーマに取り組んだ成果が出揃い、大勢の後輩も見守る中、白熱した講評会になりました。
卒業研究の成果発表として、今年度も学外での「卒業制作展2017」を開催します。2017年2月24日(金)から26日(日)まで、千代田区の旧練成中学校を利用して誕生したアートセンター「3331 Arts Chiyoda」で展示します。皆さまのご来場をお待ちしています。詳細はこちらのページをご覧ください。
「卒業制作展2017」を開催します!
4年間の集大成となるプレゼンテーション
細部までつくり込んだ模型をチェック
実作は先生方が手に取りながら確認
講評会が終わってホッと一息の4年生
優秀賞:藤原有理さん「いきものと装飾」(陶芸)
- 研究テーマを決めることに一番苦心したように思います。今までのある程度条件が決まっていた課題と違い、全くのゼロから考えていくのは大変で、自分の引き出しの少なさを痛感しました。しかし、思いついたアイデアと今持っている技術をすり合わせて形作っていく作業はとてもやりがいがありました。
この作品では、好きだと思ってきたもの、面白いと感じてきたことを形にしました。造形を通して気づいた自分の一面や周囲の人達の支えを忘れずに、今後も頑張っていきたいと思います。
優秀賞:牧野結さん「for you」(インテリア)
- 卒業制作は四年間の集大成ということで、今まで作品を生み出す際に最重要視してきた“コンセプト” “人と人とを繋ぐためのモノづくり”という部分を大きく取り上げました。
そのため卒業制作では、『コンセプトを大事にするオリジナル作品を作ってくれる店舗』として店舗模型、プロダクト作品、花束、パンフレットを制作し、架空の店舗を演出しました。その際にこだわった点は、質感や塗装、素材・色選びです。模型の壁や家具は何色も色や異なる素材を重ね、やすりをかけて使用感を出したりしました。
卒業制作は私にとって、自分のものづくりに対しての考え方や、今までやってきたことを見直す良い機会になりました。そして、学生の区切りとして、その時出せる全てを注ぎ込む経験が出来たことは今後の財産になると思っています。