国際文化学科の新任教員挨拶 No. 1 ~海外経験豊かな杉野知恵先生~

皆さん、はじめまして。4月から国際文化学科に着任しました杉野知恵と申します。つい最近まで外務省に勤務していました。これまで駐在した国は、バングラデシュ、アメリカ(シカゴ)、ヨルダン、スーダンで、海外では国際協力のほか、日本紹介や広報も担当しました。

  • 杉野知恵先生

言葉としての英語に興味を持っていたので、大学では、英語・英文学を専攻しました。大学で英語を勉強していくと、今度は英語を使った仕事をしたいと思い、外務省を目指しました。ちなみにこの試験には一度失敗しており、就職活動の厳しさも経験しています。この挫折があったからこそ、翌年全力で頑張れたと思っています。

入省後の研修ではアメリカに留学しました。自分の考えや意見を、その理由とともに理路整然と表現することが当たり前なアメリカの学生たちに、初めは驚き、戸惑いました。日本の授業では先生の講義を聴くことが多いので、つい受け身になりがちですが、アメリカでの学びを活かして、私も皆さん一人一人の「考えて表現する」プロセスを大切にしていきたいと思います。

話は前後しますが、駐在した国々では、毎日が異文化体験の連続でした。おかげで、多少のことでは動じなくなったと思います。そして、異なる文化・習慣や人々に対しては、好奇心と敬意をもって臨むことが理解の近道だということも経験から学びました。

実は私も女子大出身です。女子大の学生は、良くも悪くもおっとり、のんびりしているところがあります。4年間は長いようで短く、あっという間に卒業を迎えます。学生時代にやり遂げたいことなど、具体的な目標を定めて、時間を有意義かつ効率的に使ってください。ところで、英語で女子校はGirls’ High Schoolですが、女子大学はWomen’s Universityと言います。女の子から女性へと重要な変化を遂げる時期の皆さんと共に過ごし、共に学ぶことは、重責でもあり、またこの上ない喜びでもあります。

在学中には、大学の内外にかかわらず、身の回りのことから社会や世界のいろいろなことに興味を持ち、そこからたくさん学び、素敵な女性になって羽ばたいていってください。

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