あなたの夢の実現をお手伝い—高校生に化粧文化学と人間関係学科の魅力を紹介しました

7月13日(土)、海の日の3連休の初日、お台場の東京ビッグサイトで開催された「夢ナビライブ」というイベントで講義をしました。「夢ナビ」とは、まだ大学での学びのイメージが抽象的で、大学や学問研究に対する関心が漠然としている高校生に向けて、高校とは相当に違う大学での研究を、各大学教員の研究紹介の形で情報提供することで、進路としての大学や学問分野を選定する手助けをする事業です。インターネット上の情報提供と並んで、全国主要都市を会場に高校生が大学教員の授業を生で聞くことのできるイベントがあります。それが、「夢ナビライブ」です。

  • 夢ナビライブ

12時過ぎに会場に到着したとき、すでにかなりの人出で、広い会場が制服姿の高校生でごった返していました。私が授業をした時間は、午後2時から2時30分でした。320人入るブースが満席になり、立ち見もちらほらという様子でした。聞くところによると、私が授業をしたブースは会場内でもっとも定員の多いもので、それにもかかわらず、受講予約期間が終了する前に定員に達して、早く締め切ったそうです。大勢の高校生に聞いてもらえたことは、大学としても、学科としても、個人としても、嬉しい限りです。

  • お話したテーマは「『目ヂカラ必須』意識の化粧文化学」

お話したテーマは「『目ヂカラ必須』意識の化粧文化学」です。「目が大きくなければかわいくない」という美意識は、高校生だけでなく、20代から中年世代までもが自分が化粧をする際の美意識として共有しています。そこで、なぜ目が大きいことが美しいとされるのか、その研究を事例にして、化粧文化研究と人間関係学科、駒沢女子大学での学修を紹介しました。講義の詳細は後日夢ナビホームページに動画が掲載される予定です。

人間関係の基礎はコミュニケーションです。コミュニケーションの学修と聞いて、すぐに思いつくのは、プレゼンテーションを上手にできるようにすることや英語力を伸ばすことなど、言語コミュニケーションの力を強化することですが、コミュニケーションは言語だけで行われるものではありません。むしろ、言語以上に大きな割合を占めるのが非言語コミュニケーションで、その中には、動作、態度、姿勢、服装、髪型、身嗜み(たとえば、顔を洗っているか、ひげをきちんと剃っているか、大人の女性の場合は化粧をしているか、その化粧はその場にふさわしいものか)といった身体表現が重要な要素として含まれています。駒沢女子大学の人間関係学科では、こうした身体表現を実践的に学修するさまざまな科目を揃えています。

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このように、人間関係学科にとって化粧文化学の科目は必要な科目です。さらに、いまお読みの「人間関係の窓」の中に今年6月に掲載された「学燈会で『より素敵な女性になるために』を聞いて」にもあるように、本学の建学の精神「正念」と「行学一如」は美容の基本精神でもあるため、駒沢女子大学で化粧文化学が学修できるのもまた必然性があると言えるでしょう。

コミュニケーション力と社会人力(就業力)と女子力を兼ね備えた、「あなたと仕事をしたい」「あなたと一緒に過ごしたい」と社会から求められる女性の育成、それがこの学科で化粧文化研究を学修する目的です。これをお読みの貴女が高校生や中学生で、進路に迷っているのなら、将来の進路の一つとしてこの学科を考えてみませんか。

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(文責 石田かおり)

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