プレゼンテーション技術を学ぶ

1クラス約10人の少人数教育である基礎ゼミ、今回の授業は「プレゼンテーションの基本・原則」です。教科書(授業1回につき1章の構成で担当教員が書き下ろし、履修者に無償配布します)には授業の内容が詳しく書かれていますが、聞いているのと実際にやってみるのとは大違い。図書館で選んで読んだ自分の好きな本を紹介するプレゼンテーションを、皆の前で行います。

  • ツールの使い方もプレゼン技術のひとつです
    ツールの使い方もプレゼン技術のひとつです
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プレゼンテーションの良し悪しは自分ではわからないので、人にコメントしてもらうのが大切です。そこで事前にプレゼンテーション評価シート(左図)を配り、発表を聞きながら評価やコメントを書き込みます。そして良かったところと改善点をみんなで話し合い、自分を客観的に見つめる習慣をつけるようにしています。評価を恐れる人はプレゼンが上手になりません。人の意見を素直に聞く訓練にもなります。

まずは教員による「模範プレゼン」のつもりで私がお勧めの本を紹介しましたが、あえなく時間オーバー。プレゼンテーションで大切なことは「プレゼンス(雰囲気)」「アクション(動き)」「タイム(時間)」の3つです。今回は時間厳守を徹底するようあらかじめ言っておいたのですが、どうも上手くいきません。練習量が足りなかったようです。このことで、プレゼンは暗記するまで練習する必要があると初めて知った学生も多いようなので、少しは勉強になったのではないでしょうか。

(小林憲夫)

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