「仲間と作る」

  • 宮下奈々
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今年4月から地元の長野県にあるケーブルテレビ局に勤めています。3市町村に放送する小さなテレビ局です。番組を作る仕事をしているのですが、カメラマン、アナウンサーと役割が決まっているわけではなく、全部自分で行います。取材の依頼をして、カメラを担いで取材に行きます。撮った映像を編集し、テレビで流します。

いま私のしている仕事は、大学で学んだことが基盤になっています。カメラの扱い方ひとつとっても、一度でも使ったことがあるのとないのとでは差がありました。そして、大学のときに「仲間と作る」ことをたくさん体験できました。ポスターや冊子、ドラマを友人、先生や社会人の人といっしょに作る体験がたくさんできたことが、いまとても役に立っています。

入社して4か月、初めて生中継のアナウンサーを体験しました。内容は市で開かれているお祭りの実況です。早口にならないように、名まえの読み間違いをしないように、と考えることがたくさんでいっぱいいっぱいでしたが、周りにはカメラマンやケーブルを持ってサポートしてくれる先輩、本番20秒前に「肩の力を抜いて笑顔で!」と、イヤホンから聞こえてくる上司の声がありました。みんなで力を合わせてひとつのものを作り上げていくことが楽しく感じました。うまく番組が作れず、反省の毎日ですが、少しでも視聴者の方の役に立つような、笑顔になれるような情報を発信していきたいです。

平成26年3月卒業
株式会社 上田ケーブルビジョン
番組企画・制作
宮下奈々

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