「アップルストア イベント報告」

3年 佐竹菜奈未

2月7日金曜日、映像コミュニケーション学科「出版編集ゼミ」の3年生が、アップル後援で行われる「College Night(カレッジナイト)」に参加しました! 場所は大都会にあるApple Store渋谷。College Nightとは学生が主役の発表イベント。作品発表や体験授業、さらにはバンド演奏会まで、アップルストアと学生が協力して企画・開催する大人気イベントです。
今回私たちは、出版編集の授業で制作した電子書籍を片手に、自らプレゼンテーションしてきました。「電子」と「紙」の書籍の大きな違いは何か? それは電子データゆえの膨大な情報量。ページ数にほぼ限りはなく、写真や動画を心ゆくまで載せることができます。そこに注目してMac App Storeで無料提供されている、電子書籍の制作ソフト『iBooks Author』を使用し、電子書籍を作ることに成功。4つのチームがそれぞれ工夫し努力して作った自信作がこちらです!

チームA『吉祥寺裏グルメ』

ホームページには載ってない、隠れ家的お店を特集しています。ターゲットを女子大生に絞っているので、書籍もPOPな雰囲気に仕上がっています。吉祥寺は行きつくしたという人にうってつけ! 「こんなお店もあるんだ!?」「知らなかった。今度行きたい!」。新たな吉祥寺の魅力に出合えるかもしれません。女の子が作っているからこそ、女の子が求めているお店をわかっています。そんな自慢の作品が『吉祥寺裏グルメ』です!

チームB『ジブリ聖地巡礼』

聖地巡礼とはアニメやドラマなどで使用されている場所や、モデルになった所に実際に行って、その作品の雰囲気を満喫することです。今回私たちは世界中の人に愛されているジブリを選びました。著作権は大丈夫なの?と思われるかもしれませんが、正直にいうとかなりぎりぎり。今回は特別に授業内ということで、なんとかセーフ! 授業のおかげです。思う存分この作品に力を入れることができました。ジブリファンなら一度は読んでも損はないです。映画の中でキャラクターが実際に食べているものを再現したレシピもムービーで紹介しています。ジブリ弁当を持って聖地巡礼なんて、いかがでしょうか。

チームC『bonheur〜ボヌール〜』

ひとことで言うなら……大人の女性のためのカフェ特集です。落ち着いていておしゃれ! 掲載店を見れば大学生の女の子なら誰でも行ってみたくなるはず。内装もお店一軒一軒でまったく違い、掲載カフェ全部が魅力的です。お店の情報も細かく記載されているので、見るだけでも楽しめるようになっています。デートによし、友達同士おしゃべりもよし、一人でまったりもよし、そんな魅力いっぱいの書籍に仕上がっています。

チームD『グリーンスムージー How to make』

女性と言えば、美容に健康! 女性にずっと健康で美しくいてもらうためにこの書籍を作りました。テーマは、手軽に毎日続けられるグリーンスムージー。作り方を料理番組風に仕上げているので、見やすくなっています。材料紹介からそれらの成分まで、情報量満載なのにシンプルなデザイン。電子書籍ならではのリンクなど、読者の動線にもこだわりました。この書籍を一度読んで、少しでも健康への意識が高まってくれるとありがたいです。

発表当日は緊張しっぱなしでした。慣れない空間で、一般の方々や大勢のスタッフさんに囲まれての発表。私たち学生のほとんどがそわそわしていました。しかしいざ発表が始まると、さっきまでのそわそわした感じはどこへやら。初めてだとは思えないほどの堂々とした発表は、さすが3年生! とてもかっこよかったです。初めて触れたソフトでしたが、わからないところは自分たちで調べ、それでもわからないときは先生に聞くなどして、少しずつ使い方を習得していきました。今はまだ完璧に使い方をマスターしているわけではありませんが、一度使い方を覚えてしまえば誰にでも簡単に使えるソフトだと思います。ただ、まだまだこのソフトが普及しているわけではありません。もっと手軽にみんなが使えるソフトになれば、自己表現の場が増えるのではないかと思いました。学校の中ではなかなか体験できない緊張感と達成感が同時に味わえた瞬間でした。

協力してくださったApple Store渋谷のみなさん、ご参観くださった方々、本当にありがとうございました。おかげさまで最高の発表会にすることができました。

田代先生からのメッセージ

昨年に続き、2度目のCollege Nightです。場所は、メディア表現としての電子書籍について、1年間学んできた学習の集大成を発表するには、ふさわしいApple Store渋谷。ふだんあまり訪れることのない、このような場所で、身内のみならず、一般の方を目の前にして発表するのは緊張したことでしょう。しかし、みなさんが制作した電子書籍の完成度の高さと相まって、すばらしい発表会になりました。同時にプレゼンの難しさも感じたのでは? ご協力いただいたApple Store渋谷のスタッフのみなさんに大感謝です。最後に、じつは六本木のApple Japan本社の教育担当者も参観していたのはここだけの秘密です。

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