第12回 いなぎ市民祭に参加しました。

映像コミュニケーション学科では、稲城市の工業団体(稲城市商工会工業部会)と農業団体(JA東京みなみ稲城支店果実部) の二つの団体との地域恊働事業を毎年行っています。2年次の科目、「基礎ゼミ」と「フィールドワーク」を連携しての、講義と実践実習の授業です。基礎ゼミでは、いなぎ市民祭の「ものづくりコーナー」で子どもたちが組立てるおもちゃのデザインや、会場で展示・上映するポスター・映像を制作し、フィールドワークでは、実際にいなぎ市民祭に参加して、おもちゃ作りに取り組む子どもたちの補助をしました。今年は台風の影響で10月27日だけの開催でしたが、大盛況のうちに終了することができました。ものづくりコーナーにも多くの来場者があり、例年同様、地域の方々との交流を深めました。

いなぎ市民祭の様子を映像でご覧ください。

4月からの活動をメイキング記録チームがムービーにまとめました。

基礎ゼミとフィールドワーク

2年生になってすぐの4月は、10月に開催される市民祭に向けて、ものづくりコーナーで子どもたちが組立てるおもちゃのデザインをしました。工業団体の方々から直接お話をいただいて、さまざまなアイデアを提案しました。今年は、その中から、車とギターをモチーフにしたカリンバと、稲城市のマスコットキャラクター「なしのすけ」の時計が選ばれました。

5月からは、3ヶ月にわたって工業団体と農業団体の取材をフィールドワークとして行いました。工業団体の取材では、日本のものづくりの原点ともいえる金型製作工場をはじめ、最新のレーザー加工やNC(数値制御)工作機械の工場などを中心に行いました。ちいさな会社や工場でも事業内容は最先端で、日本の優れた産業を支える土台を垣間みることができました。また、農業団体の取材では、クラスを班に分けて、生産者の「顔」をテーマに組合員全員をインタビューしました。農作業という重労働のなかでしたが、農業団体のみなさんは最高の笑顔で取材を受けてくださいました。こうした現場の方々との直接の取材・交流を通した新たな経験と発見から、表現のコンセプトが固まっていきます。

学生たちの声

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