『アニメーションの仕組み2—作図法(回転)』

ある日あなたは、横から見た回転するナットのアニメーション制作を依頼されました。上のアニメーションがその完成作です。
そのときあなたは、どんなふうに作りますか?

ナットは6角形です。そこでまず、上図上段のように、10度ずつ傾くナットの平面図を6つ作ります。1回転は360度ですが、面がとなりに移動すれば、あとは繰り返し流用できるので60度分回転させれば充分です。つぎに、傾けた6角形の各頂点から垂線(点線)をおろし、線上に任意の幅で線を引いて(鉛筆マーク)、それぞれを側面図の幅にします。平面図の「辺a」が側面図の「面a’」です。bb’、cc’、dd’もそれぞれ同様です。最後にナットに見えるように形を整え、下図のように色をつけました。グラデーションは、ナットが回転したときに光が反射して見えるようにする演出です(数字は色の配置)。

いかがですか? この作図法は、あなたのキャラクターの振り向きやうなずき動作を作るときにも、きっと役に立ちますよ!

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