コマジョリノベ2016「学生寮キッチンルーム」完成!その2:女性フロア
2016/11/11
住空間デザイン学科3年生のインテリアデザインスタジオ/建築デザインスタジオ合同で取り組んだ産学連携課題「コマジョリノベ2016 -学生寮キッチンルーム計画-」が無事完成し、女性フロアと男性フロアの各1ルームをリノベーションしました。提案から打合せ、施工、完成までを、女性フロアの提案が採用された柳澤沙樹さんへのインタビューとともにお届けします。
その2:女性フロア「つながる」柳澤沙樹さん
Q1「つながる」はどんなコンセプトですか?
「つながる」というコンセプトには2つの意味があります。1つは、キッチンからダイニングテーブルまで同じ85㎝の高さでつながっているということです。これは寮生さんたちがみんなで料理をしたときに作業がしやすいように高さを統一しました。もうひとつは、このキッチンルームが寮生さんたちの交流の場となって寮生さん同士がつながっていってほしいという意味です。
Q2こだわったポイントを教えてください。
いろいろありますが、特にこだわったのは台形のテーブルです。部屋が少し狭いという印象があったので、少しでも部屋を広く見せようと思い、入り口から入った時に奥に空間があると部屋が広くみえるという錯覚を利用して台形にしました。 また、このテーブルは4つに分割されているので、さまざまな組み合わせで使うことができます。
Q3設計や施工に関わる企業の方々との打ち合わせや具体的な内装材・家具選びなどを経験してどうでしたか?
施工するにあたって、たくさんの方々が関わっているということを間近で感じさせていただきました。内装材・家具材選びでは、サンプルを取り寄せていただきイメージしながら考えることができ、実際の仕事はこのように進めていくのだという理解を深めることができました。
Q4壁に設置したブラックボードや時計をオリジナルで制作しましたが、工夫したことや大変だったことは?
ブラックボード周りの絵や時計は最初のプランには含まれていませんでした。企業の方のご協力もありオリジナルで制作させていただいたことで自分の考えた空間により自分らしさが生まれたと思います。また、後からつけたことにより部屋のコンセプトやイメージが変わってしまわないように何度も悩みながら制作しました。
Q5完成したキッチンルームを見た感想は?
まさにイメージしていた空間になっていて感動と共にとてもうれしかったです。自分のデザインした空間が実現するのは初めての経験で、何度も打ち合わせしたり考え抜いたりして完成したキッチンルームなので、自分もここで友達と料理したいと思いました。
Q6最後にメッセージをお願いします!
この度はこのような経験をさせていただき、企業の方々やお世話になった先生方、本当にありがとうございました。学生寮キッチンルームのリノベーションの案を考えるところから完成までとても楽しく、またとても貴重な経験でした。寮生さんたちに気に入ってもらえるキッチンルームになると共に、この場所でつながって友達の輪を広げていってほしいと思います。