りんどう祭 住空間デザイン学科作品展 ~3年『Promenade‐秋の小道‐編』~
2015/11/05
毎年住空間デザイン学科では、4号館1・2F実習室を使って、1年生から4年生までのデザイン作品を展示しています。
1F実習室は、3年生インテリアスタジオの演習課題として空間設計を行い、実際に施工・展示を自分たちで行うという体験実習の場となっています。
中心になって頑張った学生のみなさんのライブな報告を紹介します。
住空間デザイン学科特任教授 橘田洋子
空間造形学科3年 石井彩さん
- りんどう祭が10月17日、18日に開催されました。
私たち住空間デザイン(空間造形)学科3年のインテリアスタジオ授業にて、どのようなりんどう祭の展示空間にするかデザイン提案をし、互いに発表。その中から今回、私が考えた案を主とした展示空間を作り上げました。
私が考えた展示空間は「並木道の間を通って作品を見て、楽しむ」をコンセプトとし、タイトルは『Promenade‐秋の小道‐』。秋といえば、夏の間に生い茂っていた緑の葉が茶色や赤に色づき、その葉がはらはらと落ちていく中を歩いていく中で、ちょっとした秋のアイテム(展示作品)を見つけてもらいたいというイメージを元に展示空間をデザインしました。
私たちは後期の授業が始まると同時に、りんどう祭の展示空間の準備を始めたため、怒涛のような忙しいスケジュールでした。展示空間を作り上げていく中で、葉の素材やメインとなる木はどのような方法で作るのか、と試行錯誤しながら、授業の合間を縫って仲間や先生方との相談を重ねながら作り上げていきました。
その甲斐もあって、今年は去年を上回る925名の来場者の方々に展示空間を楽しんでもらうことができました。訪れてくださったお客様の中には、落ちている葉などが何でできているのか興味津々の方や、普段はあまり交流の少ない他の学科の学生達にも「すごいね、とても良かったよ」という言葉をいただきました。お客様に喜んでもらえる展示空間を作り上げるには、住空間デザイン(空間造形)学科の皆や先生方の協力なしでは、ここまで素敵な展示空間にならなかったと思います。
ありがとうございました。
空間造形学科3年 牧野結さん
- りんどう祭の展示空間を企画の段階から考えていくのは初めての経験だったので、グループワークとしても、学科の一員としても良い経験になったと感じています。
中心になってくれた方々には、本当に感謝しています。
展示空間を秋らしい並木にしたことで、コンセプトの散歩道がしっかりと見え、中からも外からも映えていました。さらに、時間帯によっても見え方が違ったので、今回今まであまり考えていなかった照明計画や時間帯による見え方なども計画に入れて企画していくことが大切だということも学べました。
最後の文化祭にふさわしい展示空間になったのではないかと思っています。
空間造形学科3年 松野綾果さん
- どんな素材を使うか、照明の当て方はどうするか、どのように作品を伝えるかなど、試行錯誤しながら細部までこだわって展示空間を作りあげました。
夜遅くまで残って完成したとき、展示空間の周りが暗い中、オレンジ色の暖かな光がこぼれる並木道が際立っていて素敵だと感動したのを覚えています。
当日は多くのお客様にお越しいただき、展示空間や作品をお褒めいただき、今まで頑張ってきて良かったと感じています。
今回の展示計画を通して、作り上げる喜びを感じることができ、自分自身も成長できたと思っています。