国際文化学科の新任教員挨拶 No. 2 ~日韓の視点で観光開発を研究する張先生~

皆さん、はじめまして。2016年4月から国際文化学科に赴任しました張 景泰(ジャン キョンテ)と申します。張という名字は、日本で「チョウ」と読みますが、私の故郷韓国では、「ジャン」と発音します。しかし、正確な日本語の発音がないため、「チャン」と名乗る張氏も存在します。一つの例かも知れませんが、自国と違う国・地域の文化や言語を学ぶには、その国の風習や考え方に立って物事を考える必要があります。いわゆる「異文化コミュニケーション」です。

  • in_news_16002_01

皆さんは異文化コミュニケーションに興味を持っていますか?異なる文化で生活していた人々がどのように接すれば、互いのことをよく知るようになるでしょうか?私はお互いの立場・文化を理解することが重要だと思います。文化には優れた文化、劣等な文化などがあると、決め付けることは危険な考え方です。自国の文化を押し付けることではなく、まずは自国の文化についても理解を深める努力が必要だと考えられます。そのようにすることが戦争のない、平和への道だと信じています。

異文化コミュニケーションを上手に行うため、有効な手段として考えられるのが「読書」と「旅行」です。前者は様々なジャンルの経験を短時間、間接的に行うことが可能です。後者は教室或いは本では味わえないことを肌で経験することができます。できる限りみなさんには大学在学中に、身の回りのことからはじめ、日本社会や世界の様々なことに興味を持ってほしいです。大学での講義はもちろん、興味を持っているテーマについて読書を重ね、できる限り旅をして世界へ羽ばたいてほしいと思っています。旅行に関する知識を書籍から得て、未知の地域を旅行することで、「異文化コミュニケーション」を経験して頂きたいです。ぜひとも若いうちに広い世界を経験してください。

もし可能であれば、その時、微力ではありますが、皆様の力になりたいと思っています。ちなみに私は観光学が専門で、特に日・韓の観光地開発を研究しています。講義、ゼミなどで教員からの一方的な情報の伝達ではなく、学生と活発に意見交換できるよう、力を尽くしたいと思います。是非とも気軽に声をかけて下さいね。

教員の声 :新着投稿