人間関係学科1年生ゼミ「良い大学生は良い社会人!」

大学での学修生活を基礎から学ぶ「基礎ゼミ」、5月15日の授業「学生生活へのヒント」では、社会へ出るステップとして充実した大学生活を送るためのアドバイスを、(株)アプトの竹村講師からお聞きしました。

 プレゼンテーションと言えばパソコンを使ってスライドを提示しながら、という図が思い浮かびますが、竹村講師はパワポどころかハンズアウトも使わず、最初から最後まで巧みな話術でグイグイ学生をひきつけます。グループを組み替えたり、課題をディスカッションさせたりと内容は多様ですが、70人もの学生を相手に一人ひとりの些細な動作や会話を逃さず捉え、話の流れの中でその学生を忘れずフォローしたり褒めたりと臨機応変に進めました。

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このセミナーの内容は、良い社会人の定義は良い学生と同じだということです。コミュニケーションの基本を学生時代から心がけていれば、就活だから、社会人だからといって付け焼刃の対応を学ぶ必要はありません。これは私たち教員も同感ですが、竹村講師がユニークなのは、学生に課題を処理させる際にその結果でなくプロセスを注視し評価するという点です。ですから出された問題の正しい解答は結局わからないままです。しかしそんなことを忘れるほど学生に対して的確なコメントを次々と展開しました。

学生たちの「楽しかった!」「とても為になった!!」という異口同音の反応が納得できる90分でした。竹村先生、ありがとうございました。

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(小林憲夫)

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