所定の要件を満たしながら合格点に達しなかった場合、再指導のうえ再試験を受けられる制度

1授業に休まず出席したが結果が
伴わない学生に手を差し伸べる

2対面式による懇切丁寧な
再指導体制の確立

本学では、特定の科目の定期試験不合格者に対し、「再指導」のうえ「再試験」を課す制度を採用しています。再試験や卒業再試験は多くの大学で実施しているものと思われますが、再試験の前に再指導を行うシステムは、本学人間総合学群独自の特徴といえるでしょう。

学生は数多くの科目を履修します。そのなかには、出席や提出物等、勉学意欲に関連する所定の条件を満たしていながら、結果が伴わないという事例が、少数ではありますが、どうしても出てきます。特に、英語や第2外国語など、語学系の授業にその傾向が見られます。このような学生に適用されるのが、「再指導・再試験制度」です。

再指導の場では、担当教員により、内容理解上の弱点やその克服方法などについて、対面式で懇切丁寧な指導が行われます。例えば、筆記試験不合格者には、どの点が基準に達しなかったのかを知らせ、再試験に向けて重点的に学習すべきポイントを示します。また、レポートや作品課題が基準に達しない場合は、作成あるいは制作上、困難を感じている個所を聞き取り、それぞれに応じたアドバイスを行い、解決、完成へと導く支援を行います。

このような個別的な指導により、学生は、どの点が勉強不足あるいは理解不足であったのかに気が付き、受けた再試験の成績は本試験よりも向上します。特に英語の授業では、組織的な対応で効果を生み、本制度導入後、再履修者が減少しました。学生からも、「再指導の時に、やるべきことをしっかりと教えてもらえるため、非常に勉強になった」「再指導を受け、やる気が出てきた」などの声があがっています。再指導・再試験制度は、対象となる学生は少ないのですが、確実に人間総合学群全体の学習意欲を底上げしており、今後も継続して実施していく予定です。駒沢女子大学は、このような細かな部分にまで気を配った教育を心掛けています。

再指導・再試験制度の流れ

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