世界を舞台に活躍するKomajo卒業生大いに語る①

登壇者の紹介(50音順)

加藤 歌織さん
現在、シンガポール在住。現地で一層の英語活用を考慮中。
土屋 璃香さん
青年海外協力隊員(セネガル)、あしなが育英会セネガル事務所を経て、現在、日本国際協力センターに勤務。
新野 佐和子さん
青年海外協力隊員(ペルー)、メキシコでの勤務等を経て、現在、JICA職員。グアテマラでジェンダー問題に取り組んでいる。

10月16日(日)のりんどう祭では、2011年度人文学部国際文化学科入学の卒業生三人を登壇者としてお迎えし、「世界を舞台に活躍するKomajo卒業生大いに語る」と題してシンポジウムを開催いたしました。

ちょうど日本に帰国中であった加藤さん、日本在住の土屋さんには直接、会場においでいただき、新野さんは中米グアテマラからオンラインで参加していただきました。
会場には英語コミュニケーション専攻を中心とした在学生たちはもちろん、安藤嘉則学長をはじめ先生方が参加し、同窓会からは本橋美恵子様もおいでになりました。また、退職された加藤ナツ子先生、太田洋先生、卒業生の方々はオンラインで参加してくださいました。

参加の皆さまから登壇者にさまざまな質問があり、お三方がそれぞれの立場から答える形で会が進みました。示唆に富む、素晴らしいお話をしてくださいましたので、3回に分けてご紹介します。

今回は第1回として、特に在学中の語学学習と現在のご様子について、お話しくださったことをご紹介します。

Q.お三方は、それぞれ卒業後海外で活躍されていますが、今、Komajoでの学びを振り返ってみていかがですか。実践的に役立っていますか。まずは語学面についてお教えください。

加藤さん:もともと英語は好きでしたが、Komajoでは間違えることを恐れず、コミュニケーションを取るように、「伝われ」と思って、英語を使うようにしていました。特に「映画の英語」という授業で字幕を付けたことや、感情をこめて英語で話すという授業が記憶に残っており、今も役立っています。ネイティブの先生方をはじめとする大学時代の授業のおかげですね。

土屋さん:私は6か月留学でニュージーランドに行ったので、留学はもちろん役立ちましたが、教職の授業で学んだことが大いに役立ちました。「英語を勉強する」というだけにとどまらず、「英語で何かを学ぶ」ことがポイントです。留学後も学びを継続することが重要でしたね。セネガルでは、公用語であるフランス語や現地語を学ぶ際にも言語習得の理論を活用しました。フランス語よりも、現地語の方が楽しく学べました。

新野さん:私の赴任先、就職先はスペイン語圏です。大学時代にスペイン語を第二外国語として学びました。今から振り返ると、大学時代にもっと取り組んでおけばよかったなと思うところもありますが、教職で学んだ、言語習得に必要な「大量のインプット、少量のアウトプット」が役立ちました。英語はもちろん、スペイン語の習得でも実践しました。

駒沢女子大学では教職課程はもちろん、国内にいながらでも英語が上達するカリキュラムがあります。参加した在学生たちは、登壇いただいた先輩に追いつけ、追い越せ、という意識で熱心に聞いていました。

次回は、異文化についてのQ&Aです。どうぞお楽しみに。

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