初めての経験。橘田スタジオではプロ向け展示会を見学に!
2024/07/09
東京ビックサイトにて行われた『HCJ 2024 – 第24回 厨房設備機器展』(2024年2月13日~16日開催)は、業務用厨房設備機器・サービスのプロ向け総合展示会です。
専門性の高いイベントの空間展示を体験するのは、スタジオのみなさん初めてです。教員橘田が手掛けさせていただいている業務用厨房総合機器メーカー 株式会社フジマック様のブースをスタートに、時間をかけてさまざま見学しました。出展の多さ、それぞれ個性のある空間や展示表現、なにより最先端のさまざまな厨房設備機器にも興味津々でした。以下に、学生のみなさんのコメントをご紹介します。※
住空間デザイン学類 特任教授 橘田洋子
- 谷林 楓香さん(住空間デザイン学類4年 インテリアデザインコース)
厨房設備機器展へ訪れた。橘田先生が手懸けている業務用厨房総合機器メーカー株式会社フジマック様のブースを見学させていただいた。7つほどのブースで構成されており、それぞれの商品に合わせた空間デザインによって商品を魅力的に見せていた。全体に共通した特徴として、スリットがデザインに取り入れられていた。縦の線が強調されていることで、スッキリとした印象になり、「落ち着いた空間」と「洗練された印象の機器」を融和させているのではないかと考察した。例えば、ライブに調理実演を見ながら実演された料理をいただくスペースの机は、日常的に使われている折りたたみ式の机であったが、大理石調シートを貼ることで、空間を崩さないよう工夫されていた。このように、ブース内の細かな工夫が空間全体の雰囲気を作っているのだと改めて感じた。
fujimakの厨房設備機器も、デザイン性があるということにも驚いた。病院で使用する冷温蔵配膳車という機器では、カラーバリエーションがあり、白い空間に映えるような色が種類多くあった。スタイリッシュで、お洒落な機器が多く、私の想像していたものと異なっていたため興味深かった。
今回fujimakのブースを見学させていただき、空間デザインについてはもちろん、厨房設備機器や素材についても勉強になった。この経験を自分のデザインにも生かしていきたい。
fujimakブース前で記念写真!
スリットデザインや足元間接照明が効果的なバー&キッチンコーナー
レストランをイメージした商談スペースは
本物のグリーン・アートワーク・ライン照明の合わせ技を効かせて
ライブ調理実演コーナーは最近トレンドのセラミックストーンの
アイランドキッチンをセンターにレイアウトし、
実演した料理を堪能いただける空間に
- 仲野 七海さん(住空間デザイン学類4年 インテリアデザインコース)
fujimak以外のブースで、印象に残った3つを紹介したい。
1つ目はケーピープラテック。食品容器の展示がされていた。空間の特徴としてライン状の間接照明が商材をあたたかい光で照らしている。また、商材のすぐ近くに商品クレジットが分かりやすくレイアウトされており、より詳しく商材を確認できるのも展示ブースの魅力だと感じた。
2つ目は、大川インテリア振興センター。福岡県大川地域の木工家具振興のため、大きく6つほどの大川家具産地のメーカーがスペース内に出展していた。このブースは、上部と柱の部分が障子となっており、他のブースと比べて親しみやすさがあると感じた。中でもTOMORIという大川の国産木材を使用したイベント・店舗什器の商材が紹介展示は、木の質感や温かみが感じられると共に、説明の担当をされている方の木への愛着もとても感じることができた。
最後はシントワールド。ホテルや各種施設のアメニティグッズを扱う総合商社で、空間のスマートさと共に、商材のシンプルな配色やデザインに魅力を感じた。商材のきめ細かな違いがそれぞれのホテルの個性や良さを引き出しているとも思った。
ケーピープラテックブース
大川インテリア振興センターブース
シントワールドブース
- ※ 空間デザイン学部 空間デザイン学科の前身である人間総合学群 住空間デザイン学類のカリキュラムについて紹介しています。